登録販売者 福島県 過去問+解説 令和7年度(2025年度)午後第25問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「法規」の「容器・外箱等の記載事項」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

福島県 午後第25問‐容器・外箱等の記載事項

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 「容器・外箱等への記載事項」には、以下のものがあります。

 どれも、出題実績があります。少しずつ、頭に入れていってください。

 (a) 製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

 (b) 名称(日局に収載されている医薬品では日局において定められた名称、また、その他の医薬品で一般的名称があるものではその一般的名称)

 (c) 製造番号又は製造記号

 (d) 重量、容量又は個数等の内容量

 (e) 日局に収載されている医薬品については「日本薬局方」の文字等

 (f) 「要指導医薬品」の文字

 (g) 一般用医薬品のリスク区分を示す字句

 (h) 日局に収載されている医薬品以外の医薬品における有効成分の名称及びその分量

 (i) 誤って人体に散布、噴霧等された場合に健康被害を生じるおそれがあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(殺虫剤等)における「注意-人体に使用しないこと」の文字

 (j) 適切な保存条件の下で3年を超えて性状及び品質が安定でない医薬品等、厚生労働大臣の指定する医薬品における使用の期限

 (k) 配置販売品目以外の一般用医薬品にあっては、「店舗専用」の文字

 (l) 指定第二類医薬品にあっては、枠の中に「2」の数字

 「容器・外箱等への記載事項のまとめ 前編」や「容器・外箱等への記載事項のまとめ 後編」を、参考をば。

選択肢a

 選択肢aの「一般用医薬品にあっては、そのリスク区分を示す字句を記載しなければならない。」ですが、正しい記述です。

 先に挙げたリストの「(g) 一般用医薬品のリスク区分を示す字句」ですね。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品の直接の容器が小売りのために包装されている場合において、法定表示が外箱等を透 かして容易に見ることができないときは、その外箱等にも同様の事項が記載されていなければ ならない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「医薬品の容器等が小売りのために包装されている場合において、上記の各規定に基づく 容器等への記載が、外部の容器又は被包(以下「外箱等」という。)を透かして容易に見ることが できないときには、その外箱等にも同様の事項が記載されていなければならないとされている」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「指定第二類医薬品にあっては、枠の中に「指定」の文字を記載しなければならない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「枠の中に「指定」の文字」のところです。

 先のリストには、「(l) 指定第二類医薬品にあっては、枠の中に「2」の数字」とあります。

 一度、ドラッグストア等で指定第二類医薬品の表記を見てみてください。「2」ですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「法定表示が適切になされていない医薬品を販売した場合、製造販売業者のみの責任となり、 薬局及び医薬品販売業者が罰せられることはない。 」ですが、誤った記述です。

 んなーこたないですね。

 手引きには…、

 「法定表示が適切になされていない、法に基づく添付文書等への記載が適 切になされていない、又は法に掲げられた禁止事項に該当する内容が記載されている医薬品(不正表示医薬品)は、販売等してはならないとされており、」

 「本規定に 違反した者については、「2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金に処し、又はこれを併科 する」こととされている。」

 「 本規定は、薬局及び医薬品の販売業においても適用されるものであり、その販売等する医薬品 が不正表示医薬品に該当することのないよう、十分留意される必要がある」

 …とあります。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しいものの組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

法規

 午後21問:薬機法第1条

 午後22問:登録販売者

 午後23問:要指導医薬品

 午後24問:一般用医薬品のリスク区分

 午後25問:容器・外箱等の記載事項

 午後26問:保健機能食品

 午後27問:薬局

 午後28問:店舗販売業

 午後29問:配置販売業

 午後30問:第一類医薬品販売時の書面記載事項

 午後31問:一般用医薬品の情報提供

 午後32問:医薬品の陳列

 午後33問:掲示板掲示事項

 午後34問:特定販売

 午後35問:店舗販売業者の遵守事項

 午後36問:濫用等のおそれのある医薬品

 午後37問:医薬品の広告や販売方法

 午後38問:一般用医薬品の広告や販売方法

 午後39問:医薬品の販売方法

 午後40問:医薬品の廃棄・回収命令

令和7年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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