登録販売者 福島県 過去問+解説 令和7年度(2025年度)午後第38問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「法規」の「一般用医薬品の広告や販売方法」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

福島県 午後第38問‐一般用医薬品の広告や販売方法

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医師が推薦している旨の広告については、事実に基づくものであれば認められている。」ですが、誤った記述です。

 ダメなやつですね。

 手引きには…、

 「医薬関係者、医療機関、公的機関、団体等が、公認、推薦、選用等している旨の広告に ついては、一般の生活者の当該医薬品に対する認識に与える影響が大きいことにかんがみて、仮 に事実であったとしても、原則として不適当とされている」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「有効成分が同一であれば、医療用医薬品と同じ効能効果を一般用医薬品でも標榜 できる。」ですが、誤った記述です。

 できないです。

 手引きには…、

 「一般用医薬品と同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能効果をそのまま標榜 することも、 承認されている内容を正確に反映した広告といえない。」

 …とあります。

 医療用医薬品の成分が使われてます!というと、何だか効きそうに感じますよね。こういう広告もダメってな次第です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「厚生労働大臣が、医薬品の効能・効果に関する虚偽・誇大な広告を行った者に対して、違反 を行っていた期間中における対象商品の売上額に応じた課徴金を納付させる命令を行う課徴 金制度がある。」ですが、正しい記述です。

 数字の「違反を行っていた期間中における対象商品の売上額×4.5%」も、押えておきましょう。出題実績があります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「キャラクターグッズ等の景品類を提供して医薬品を販売することは、不当景品類及び不当表 示防止法(昭和37年法律第134号)の限度内であれば認められる」ですが、正しい記述です。

 景表法の範囲なら、景品を付けるのもOKです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

法規

 午後21問:薬機法第1条

 午後22問:登録販売者

 午後23問:要指導医薬品

 午後24問:一般用医薬品のリスク区分

 午後25問:容器・外箱等の記載事項

 午後26問:保健機能食品

 午後27問:薬局

 午後28問:店舗販売業

 午後29問:配置販売業

 午後30問:第一類医薬品販売時の書面記載事項

 午後31問:一般用医薬品の情報提供

 午後32問:医薬品の陳列

 午後33問:掲示板掲示事項

 午後34問:特定販売

 午後35問:店舗販売業者の遵守事項

 午後36問:濫用等のおそれのある医薬品

 午後37問:医薬品の広告や販売方法

 午後38問:一般用医薬品の広告や販売方法

 午後39問:医薬品の販売方法

 午後40問:医薬品の廃棄・回収命令

令和7年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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