本問は、「法規」の「店舗販売業」についての問題です。基礎・基本ばかりなのですが、選択肢の1つが突出して難しいです。よって、「消去法」で解答することになります。深追いする必要はありません。しかし、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、最終的には、解けるようになっておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「店舗販売業者は、第一類医薬品については、薬剤師により販売又は授与させなければ ならない。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「第一類医薬品」なので、扱えるのは、薬剤師オンリーです。
登録販売者が扱えるのは、第二類医薬品と第三類医薬品です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「店舗販売業者は、その店舗において登録販売者として業務に従事した者から、その業 務に従事したことの証明を求められた場合、最後に従事した日から1年間を過ぎていれ ば、証明を行う必要はない」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「1年間」のところです。
これは、難しい選択肢です。ガチの条文問題で、誰も解けないと思います。
手引きの“巻末資料”には…、
「(業務経験の証明及び記録)第百四十七条の十」
「店舗販売業者は、その店舗において登録販売者として業務に従事した者から、過去五年間においてその業務に従事したことの証明を求められたときは、速やかにその証明を行わなければならない」
…とあります。
店舗販売業者は、最長5年間、業務経験の証明義務があります。設問では、まだ1年しか経過していません。んなもんで、証明する義務があります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「店舗管理者は、その店舗の所在地の都道府県知事(その店舗の所在地が保健所を設置 する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長)の許可を受けた場合を 除き、その店舗以外の場所で業として店舗の管理その他薬事に関する実務に従事する者 であってはならない」ですが、正しい記述です。
店舗管理者は、基本的に「専従」です。
例外規定の「その店舗の所在地の都道府県知事の許可を受けた場合」は、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「店舗販売業者は、その店舗を、自ら実地に管理し、又はその指定する者に実地に管理 させなければならない」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする