本問は、「法規」の「日本薬局方」の問題です。「日本薬局方」が正面から問われています。解ける選択肢もありますが、解けない方が多いです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。最終的には、解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「一般用医薬品として販売されている、又は一般用医薬品の中に配合されているものは 一切収載されていない。」ですが、誤った記述です。
ぜんぜん違う選択肢です。
手引きには…、
「日局に収載されている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されている、又は一般用医薬品の中に配合されているものも少なくない」
…とあります。
また、生薬の中には、「日本薬局方」に収載されているものがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「医薬品の規格・基準を定めたものであり、医薬品の試験方法については、定められて いない」ですが、誤った記述です。
医薬品の試験方法についても、定められています。
追及する必要はないですが、手引きには…、
「第1号に規定されている日本薬局方とは、法第41条第1項の規定に基づいて、厚生労働大臣が医薬品の性状及び品質の適正を図るため、」
「薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて、保健医療上重要な医薬品について、必要な規格・基準及び標準的試験法等を定めたものである。」
…とあります。
遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「日本薬局方に収められている医薬品であって、その性状、品質が日本薬局方で定める 基準に適合しないものは販売してはならない」ですが、正しい記述です。
小難しい選択肢です。
「日本薬局方に収められている医薬品であって、その性状、品質が日本薬局方で定める基準に適合しないもの」ですが、これは、「販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で製造し、輸入し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない」とされています。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「日本薬局方に収められている物は、すべて医薬品である」ですが、正しい記述です。
医薬品の定義に、「一 日本薬局方に収められている物」とあります。
よって、「日本薬局方に収められている物」は、すべて「医薬品」となります。
「すべて」という大きな形容がありますが、そこに拘泥しないでください。
参考:「すべて」と「のみ」のある選択肢に注意する‐登録販売者
なんだかよくわからない人は、「日本薬局方・・・すべて医薬品」と、丸暗記してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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