59問‐広島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「法規」の「医薬品等適正広告基準」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。

59問‐医薬品等適正広告基準

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「一般用医薬品と同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能効果をそのまま標榜する ことは、承認されている内容を正確に反映した広告といえる。」ですが、誤った記述です。

 一般用医薬品と、医療用医薬品とは、別物です。

 別の物の効能効果をそのまま一般用医薬品に使用すると、誤認を生じさせる可能性があります。

 手引きには…、

 「一般用医薬品と同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能効果をそのまま標榜することも、」

 「承認されている内容を正確に反映した広告といえない

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬関係者が医薬品を推薦している旨の広告は、事実であれば不適当な広告となるこ とはない」ですが、誤った記述です。

 重要なところです。

 たとえ、事実であっても、医薬関係者、医療機関、公的機関、団体等の「公認、推薦、選用等」の広告は、不適切となっています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「商品名を連呼する音声広告や、生活者の不安を煽って購入を促す広告等、医薬品が不 必要な人にまで使用を促したり、安易な使用を促すおそれがあるものについては、保健 衛生上の観点から必要な監視指導が行われている。」ですが、正しい記述です。

 正しい記述です。選択肢のように監督指導なされるべきですね。

 難しく考えないで、解答してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「医薬品の効能効果又は安全性について、最大級の表現又はこれに類する表現等を行う ことは不適当とされている」ですが、正しい記述です。

 これも、常識的に判断できるかと思います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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法規

 41問:薬機法第1条

 42問:登録販売者

 43問:日本薬局方

 44問:要指導医薬品

 45問:毒薬及び劇薬

 46問:医薬部外品

 47問:化粧品

 48問:保健機能食品等

 49問:販売業の許可

 50問:医薬品の陳列方法

 51問:店舗販売業

 52問:配置販売業

 53問:リスク区分に応じた情報提供

 54問:掲示板掲示事項

 55問:特定販売

 56問:濫用のおそれがあるもの

 57問:医薬品の広告

 58問:医薬品の販売方法

 59問:医薬品等適正広告基準

 60問:監督処分

令和3年度 広島県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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