本問は、「法規」の「保健機能食品等」についての問題です。いわゆる「資料問題」の選択肢が2つあり、そして、それらが最終的な解答のキーとなっているので、確答の難しい問題です。できなくても仕方がないですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、問いと答えを憶えて、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢1の「機能性表示食品は、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示し、販売 前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものである。」ですが、正しい記述です。
「機能性表示食品」は、「消費者庁長官へ“届け出”られたもの」です。
「特定保健用食品」のように、消費者庁長官の個別の“許可”を受けたものではないので、注意してください。
この辺りの行政的な手続きは、頻出論点です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「食品表示法(平成25年法律第70号)の規定に基づき、ビオチンを栄養成分として含有 している栄養機能食品に栄養表示する場合、「ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける 栄養素です。」と栄養成分の機能の表示をしなければならない」ですが、正しい記述です。
本問は、いわゆる「資料問題」です。テキストには、ここまで載ってないはずです。
さて、手引きの巻末資料には、ビオチンの表記は「ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」となっています。
まあ、ざっくり見ておけばいいでしょう。ガチ暗記は無用ですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「食品表示法の規定に基づき、葉酸を栄養成分として含有している栄養機能食品は、「妊娠3か月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。」という 摂取をする上での注意事項の表示が求められている」ですが、誤った記述です。
本問も、「資料問題」です。
さて、手引きの巻末資料には、葉酸の注意の表記は…、
「本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。」
「本品は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素ですが、多量摂取により胎児の発育が良くなるものではありません。」
…となっています。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、本試験までには、解けるようにはなっておきましょう。他県でも、当該葉酸の記述が出題されています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の言う「妊娠3か月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください」は、「ビタミンA」の記述です。
選択肢4の「特別用途食品(特定保健用食品を含む。)以外の食品において、特定の保健の用途に適す る旨の効果が表示・標榜されている場合には、医薬品の効能効果を暗示させるものとみなされる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
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