120問‐関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県) R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「相談すること」についての問題です。当該「相談すること」は、数が多いので、余裕のない人は、「捨て問」でも仕方がありません。ただ、本問の選択肢は、どれも特徴のある成分なので、これらだけは、復習して、憶えておきましょう。

120問‐相談すること

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 「相談すること」を問う問題です。

 「相談すること」は、例年難しいのですが、当該年度は、代表的なもの(キーワードが明確なもの)ばかりなので、キチンと勉強した人なら、解けるはずです。

a

 「a」の「甲状腺疾患 - ポビドンヨード」ですが、正しい記述です。

 ヨード系が含まれた医薬品は、甲状腺疾患の治療に支障が出るため、「相談すること」となっています。

 参考:ポビドンヨード

b

 「b」の「高血圧 - フェニレフリン塩酸塩」ですが、正しい記述です。

 当該フェニレフリン塩酸塩ですが、読んで字の如く、「アドレナリン作動成分」です。

 血圧が増加するため、高血圧を悪化させるおそれがあり、「相談すること」となっています。

 参考:フェニレフリン塩酸塩

 参考:アドレナリン作動成分の憶え方‐登録販売者

c

 「c」の「肝臓病 - マオウ」ですが、誤った記述です。

 「マオウ」といえば、「強心薬」の生薬です。

 よって、心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人が、「相談すること」となっています。

 「肝臓病」は、関係ありません。

 参考:マオウ

 なお、「肝臓病」で「相談すること」なのは…、

 間質性肺炎の副作用が現れやすい「小柴胡湯」。

 肝機能障害を悪化させるおそれがある「アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン」。

 肝臓における代謝が円滑に行われず、体内への蓄積によって副作用が現れやすくなる「サントニン、ピペラジンリン酸塩等」。

 排泄の低下によって、副作用が現れやすくなる「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン」。

 …となっています。

 メジャーな成分や、キーワードが明確なものばかりなので、これを機に、押えるのもいいでしょうが、余裕がないなら、「後回し」にしましょう。

 参考:アスピリン

 参考:エテンザミド

 参考:イブプロフェン

 参考:イソプロピルアンチピリン

 参考:アセトアミノフェン

 参考:サントニン

 参考:ピペラジンリン酸塩

 参考:セミアルカリプロティナーゼ

 参考:ブロメライン

d

 「d」の「てんかん - ジプロフィリン」ですが、正しい記述です。

 「キサンチン成分」である「ジプロフィリン」のキーワードは、「てんかん」です。「相談すること」となっています。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 過去問は、以上です。お疲れ様でした!

適正使用

 101問:添付文書・・・「ふつう」。

 102問:添付文書‐使用上の注意・・・「ふつう」。

 103問:添付文書‐成分・分量・・・「ふつう」。

 104問:保管・取扱い・・・「ふつう」。

 105問:使用期限・・・「ふつう」。

 106問:外箱の記載事項・・・「ふつう」。

 107問:副作用情報の処置・・・「ふつう」。

 108問:製造販売業者の安全性評価・・・「ふつう」。

 109問:安全性情報報告制度・・・「ふつう」。

 110問:副作用救済制度1・・・「ふつう」。

 111問:副作用救済制度2・・・「ふつう」。

 112問:副作用救済制度3・・・「ふつう」。

 113問:啓発活動・・・「ふつう」。

 114問:使用(服用)しないこと・・・「ふつう」。

 115問:イブプロフェン‐服用しないこと・・・「ふつう」。

 116問:透析療法‐服用しないこと・・・「ふつう」。

 117問:アスピリン‐してはいけないこと・・・「ふつう」。

 118問:乗り物・機械類の運転操作をしないこと・・・「ふつう」。

 119問:1週間継続して服用しないこと・・・「ふつう」。

 120問:相談すること・・・「やや難」。

R1 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・R1 関西広域連合 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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