ベンゼトニウム塩化物は、「鼻に用いる薬」の「殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「殺菌消毒成分」
「鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として、」
「ベンザルコニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、セチルピリジニウム塩化物のような殺菌消毒成分が配合 されている場合がある。」
「いずれも陽性界面活性成分で、」
「黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。」
「結核菌やウイルスには効果がない。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ベンゼトニウム塩化物」は、「鼻に用いる薬」の「殺菌消毒成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】パブロン点鼻 30mL 」などがあります。
「ベンゼトニウム塩化物」は、あまり試験にはでません。名称と成分名が頭に入っていれば大丈夫でしょう。
優先順位は、「ふつう」です。
ベンゼトニウム塩化物は…、
① ベンゼトニウム塩化物は、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として配合される。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として配合される」ですが、正しい記述です。
「ベンゼトニウム塩化物」は、「殺菌消毒成分」です。
本試験では、基本の「名称‐成分名」を問うのが関の山かと思われます。
よって、①は、「○」となります。
ベンゼトニウム塩化物は、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスには効果がありません。
これはド頻出なので、押えておきましょう。
特に、「結核菌やウイルスには効果がない」は、「福岡県 R1 第85問」で、出題されているので、チェックしておきましょう。
ところで、「結核菌やウイルス」に効く消毒薬はあまりなく、「エタノール」「イソプロパノール」「次亜塩素酸ナトリウム」「サラシ粉」くらいしかありません。ついでに押えておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】パブロン点鼻 30mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「鼻に用いる薬」の他の「殺菌消毒成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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