危険物取扱者 乙種4類(乙4)の「性消(危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法)」のうち、「アルコール類」の「エタノール」の一問一答。その2。
主に、「エタノール」の定番論点の問題を挙げていきます。
「解説」は、下の方にあります。
間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。
問1の『エタノールの炎は、薄い青色で、見え難い。』ですが、「○」です。
この特徴は、「エタノール」だけでなく、「アルコール類」に共通したものです。
まとめてドンで、憶えてしまいましょう。
なお、「ひっかけ」で、「エタノールの炎は、薄い青色で、“見えやすい”」というクソ出題があったので、問題文は丁寧に読みましょう。
問2の『エタノールは、水にも有機溶剤にも溶けない。』ですが、「×」です。
「エタノール」ですが、いわば、お酒です。
蒸留酒(ジンとか)を割ったカクテルを頭に浮かべれば、「水に溶けない」が誤りだとわかります。
んで、何度も言いますが、「アルコール類」は、他の乙4危険物同様に、すべて有機溶剤に溶けます。
問3の『エタノールは、無水クロム酸と接触すると、発火の危険がある。』ですが、「○」です。
当該無水クロム酸うんぬんは、メタノール・エタノールの固有事項です。
「無水クロム酸」が何がなんだか分からないかもですが、念のため、押えておきましょう。
まあ、乙4危険物に、接触させても大丈夫なものは、あまりありません。
よって、設問のような「○○を接触すると」という問題が出た場合、「○○」を知らなくても、「まあ、穏当に危険だろう」と、判断すればいいでしょう。
問4の『エタノールの燃焼範囲は、ガソリンより広い。』ですが、「○」です。
エタノールの燃焼範囲は、「約3.3vol%~19vol%」です。
引き算すれば、「19-3.3」で、「約15~16」です。
ガソリンの燃焼範囲は、「約1.4vol%~7.6vol%」です。
引き算すれば、「7.6-1.4」で、「約6」です。
明らかに、「エタノール」のほうが、大きい(広い)です。
燃焼範囲、憶え方あります。
「ざっくりノート‐エタノール」と、「ざっくりノート‐ガソリン」を一読ください。
問5の『エタノールの火災には、「水溶性液体用泡消化剤(耐アルコール泡消化剤)」などを用いる。』ですが、「○」です。
「泡消化剤」は、「アルコール類」の超絶定番論点です。
「エタノール」も、「アルコール類」なのですから、設問のとおりとなります。
「水溶性液体用泡消火器の語呂」も、参考にしてください。
以上、「アルコール類」の「エタノール」の一問一答でした。
基礎・基本レベルです。
解けない問題があった人は、「ざっくりノート‐エタノール」などを参考にして、復習しておきましょう。