危険物取扱者 乙種4類(乙4)の「性消(危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法)」のうち、「アルコール類」の「一般」の「定義」の一問一答。
主に、「アルコール類」の「定義」について、思わず“ひでえな”と、声が出るような問題を挙げていきます。
「解説」は、下の方にあります。
間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。
問1の『アルコール類とは、炭素数が4までの飽和1価アルコールをいう。』ですが、「×」です。
数字を変えた「ひっかけ」問題です。
間違っているのは、「炭素数が4までの」のところです。
正しくは、「炭素数が“3”までの」です。
「アルコール類」の定義は、「炭素数が3までの飽和1価アルコール」です。
憶え方としては、「アルコールは飽きたから、炭酸でいっか」です。
語呂の詳細は…、
アルコールは飽きたから・・・“飽”和1価“アルコール”
炭酸・・・たんさん・・・炭3・・・“炭”素数が“3”
いっか・・・“1価”
…といった寸法です。
個人的には、自信作の語呂なので、「炭酸でいっか」で、「アルコール類」の定義を押さえてください。
問2の『アルコール類とは、炭素数が1までの飽和3価アルコールをいう。』ですが、「×」です。
先と同じような「ひっかけ」です。
単に、数字の前後を変えただけの問題ですが、ぬるい受験生なら、間違ってしまうはずです。
先も見たように、「アルコール類」とは、「炭素数が3までの飽和1価アルコール」です。
問3の『アルコール類の引火点は、20℃以下である。』ですが、「○」です。
メタノールの引火点は、「11℃」です。
エタノールの引火点は、「13℃」です。
その他のアルコールも、引火点は、20℃以下です。
よって、正しいと相なります。
「アルコール類」の引火点ですが、「メタノール・・・11℃」と、「エタノール・・・13℃」だけは、押さえておくとよいでしょう。
というのも、「アルコール類」の出題では、当該メタノールとエタノールの比較問題が特に多いからです。
たとえば、「メタノールの引火点は、エタノールより高い」などと出たりします。
「×」です。
先に見たように、メタノールの引火点は11℃で、エタノールのは13℃なので、「低い」が正解となります。
問4の『アルコール類の炎は、濃い青色ではっきりと見えるため、注意が必要である。』ですが、「×」です。
間違っているのは、「濃い青色ではっきりと見える」のところです。
正しくは、「薄い青色で見えにくい」です。
当該見えにくいは、「アルコール類」に共通する特徴なので、まとめてドンで、押さえておきましょう。
選択肢の1つとして、よく出ます。
問5の『アルコール類は、無色の液体で、水にも有機溶剤にも、溶ける。』ですが、「○」です。
アルコール類は、すべて、無色の液体で、水にも有機溶剤にも溶けます。
個別に憶えるのではなく、まとめてドンで憶えましょう。
以上、「アルコール類」の「定義」の一問一答でした。
基礎・基本レベルです。