過去に出題実績がなく、ナンノコッチャという出題です。解けなくもないですが、まあ、初見では、確答は無理です。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
難問です。
テキストには、載ってないかと思います。
こういう難問の遭遇したら、日本語的におかしいものを選ぶといいでしょう。そのくらいしか、対処できません。
選択肢イの「電圧の種別である低圧,高圧及び特別高圧を規定している。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述で、電圧は、低圧,高圧及び特別高圧です。
ちなみに、「直流」の低圧は、「750V以下」です。
んで、「交流」の低圧は、「650V以下」です。
こっちの方が出るので、ガチ暗記してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ロの「電気設備は,感電,火災その他人体に危害を及ぼし,又は物件に損傷を与える おそれがないように施設しなければならないと規定している。」ですが、正しい記述です。
知らないかもですが、日本語的に妥当ですよね。
危害や損傷を与えてもいい電気設備は、配偶者のように困ったものです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ハの「「電気機械器具」とは,電路を構成する機械器具をいうと定義されている。」ですが、正しい記述です。
知らないかもですが、電気設備技術基準では、そうなっています。
こういうものとして、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ニの「「電線」とは,通常の使用状態で電気が通じているところをいうと定義され ている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「電気が通じているところ」のところです。
電線の定義を当たってみましたが、「通常の使用状態における温度に耐えること。」と言う文言はありますが、問題のような規定はなかったです。
正直、知ってるわけないじゃろう~ですが、仮に、「通常の使用状態で電気が通じている」ものが電線なら、ホームセンターで売っている電線も、当然、電気が通じてないとダメとなり、電気が通っている以上、危なくて買えないですよね。
また、技能試験の練習で電線を使いますが、「通常の使用状態で電気が通じている」ものが電線なら、通電していて危険ですよね。
こうした次第で、当該設問は、よくよく吟味すると、日本語的におかしいなあーと判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「イ」は「正」です。
「ロ」は「正」です。
「ハ」は「正」です。
「ニ」は「誤」です。
本問は、「誤ったものはどれか?」なので…、
正解:ニ
…と相なります。
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:消費電力・・・「ふつう」。
2問:抵抗率・・・「ふつう」。
3問:熱量計算・・・「ふつう」。
4問:電動機の力率・・・「ふつう」
5問:Y(スター)結線・・・「ふつう」。
6問:電圧降下・・・「ふつう」。
7問:単相3線式回路の電力損失・・・「ふつう」。
8問:許容電力計算・・・「ふつう」。
9問:過電流遮断機の定格電流・・・「ふつう」。
10問:分岐回路・・・「ふつう」。
11問:アウトレットボックス・・・「ふつう」。
12問:最高許容温度・・・「ふつう」。
13問:硬質ポリ塩化ビニル電線管の工具・・・「ふつう」。
14問:スターデルタ始動・・・「ふつう」。
15問:電気機器・・・「ふつう」。
16問:写真鑑別・・・「ふつう」。
17問:器具写真鑑別・・・「ふつう」。
18問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。
19問:リングスリーブ・・・「ふつう」。
20問:ライティングダクト工事・・・「ふつう」。
21問:電気工事の施工方法・・・「ふつう」。
22問:ケーブル工事と弱電流電線・・・「ふつう」。
23問:合成樹脂管工事・・・「ふつう」。
24問:アナログ式回路計・・・「ふつう」。
25問:アナログ形絶縁抵抗計・・・「ふつう」。
26問:接地抵抗値と絶縁抵抗値・・・「ふつう」。
27問:計器記号・・・「ふつう」。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。
29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。
30問:電気設備に関する技術基準を定める省令・・・「ふつう」。取る。
31問:図記号当て・・・「ふつう」。
32問:図記号取付位置・・・「ふつう」。
33問:コンセント刃受け当て・・・「ふつう」。
34問:図記号の名称・・・「ふつう」。
35問:電線管図記号・・・「ふつう」。
36問:接地工事・・・「ふつう」。
37問:機器図記号・・・「ふつう」。
38問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。
39問:器具図記号・・・「ふつう」。
40問:最少電線本数・・・「ふつう」。
41問:コネクタ当て・・・「ふつう」。
42問:器具写真鑑別・・・「ふつう」。
43問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。
44問:計測器写真鑑別・・・「ふつう」。
45問:図記号機器写真鑑別・・・「ふつう」。
46問:Eスリーブ・Pスリーブ・・・「ふつう」。
47問:スイッチ図記号・・・「ふつう」。
48問:リングスリーブ当て・・・「ふつう」。
49問:リングスリーブ当て・刻印当て・・・「ふつう」。
50問:未使用コンセント・・・「ふつう」。
憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。
独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。
教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。
とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。
高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。
利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。
独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。
わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。
独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。
次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。
多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。
これは、独学に関係なく、有用かと思います。
さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、
・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用
…です。
クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。
んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。
なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。
独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
教材にお金を惜しんではいけません。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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