リングスリーブの刻印は、技能試験の問題ですが、こんな風に、学科に出ることもあります。技能試験で必須の知識となるので、余裕があれば、押えておきましょう。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
なお、「リングスリーブ」は、技能でも使うので、実物をチェックしておきましょう。
当該ですが、技能試験で使いまくる知識です。
本問のように、学科試験でも出るので、押えておきましょう。
「リングスリーブ」の選び方ですが、接続する電線の断面積の合計から判断します。
VVF1.6(1.6mm)の断面積は、「2mm2」で計算します。
VVF2.0(2.0mm)の断面積は、「3.5mm2」で計算します。
リングスリーブは、接続する電線の断面積の合計によって決まります。
「8mm2以下」なら「小」で接続します。
「8mm2超で、14mm2未満」なら「中」で接続します。
「14mm2以上」なら「大」で接続します。
「刻印」ですが、注意すべきは、1つの「例外」だけです。
基本的に、小スリーブなら「小」で、中スリーブなら「中」で、大スリーブなら「大」で、刻印します。
ただし、VVF1.6の電線が“2本”のときだけ、「極小(○)」で刻印します。
これが、「刻印」の決まりことです。
「a」ですが、「1.6mm」が2本とあります。
1.6mmの断面積は、「2mm2」です。
2本あるので、「2*2」の「4㎜2」が断面積の合計となります。
断面積の合計が「8mm2以下」なら「小」で接続します。
本問では、「小」で接続しているので、OKです。
次に、刻印ですが、本問では、例外規定の1.6mmが2本のときに該当するので、「極小(○)」で刻印します。OKです。
「a」は、「適切」となります。
「b」ですが、「1.6mm」が2本と、「2.0mm」が1本となります。
1.6mmの断面積は、「2mm2」です。
2本あるので、「2*2」の「4㎜2」が断面積の合計となります。
2.0mmの断面積は、「3.5mm2」です。
1本あるので、「3.5*1」の「3.5㎜2」となります。
断面積の合計は、「4+3.5」で「7.5㎜2」となります。
断面積の合計が「8mm2以下」なら「小」で接続します。
本問では、「中」で接続しているので、誤りです。
「小」スリーブを使わないとダメです。
次に、刻印ですが、「小」スリーブを使うべきところなので、「小」となります。
本問では、「中」で刻印しているので、誤りです。
「b」は、「不適切」となります。
「c」ですが、「1.6mm」が4本とあります。
1.6mmの断面積は、「2mm2」です。
4本あるので、「2*4」の「8㎜2」が断面積の合計となります。
断面積の合計が「8mm2以下」なら「小」で接続します。
以下は、「8」を含みます。よって、「小」で接続します。
本問では、「中」で接続しているので、誤りです。
次に、刻印ですが、「小」スリーブを使うべきところなので、「小」となります。
本問では、「中」で刻印しているので、誤りです。
「c」は、「不適切」となります。
「d」ですが、「1.6mm」が1本と、「2.0mm」が2本となります。
1.6mmの断面積は、「2mm2」です。
1本あるので、「2*1」の「2㎜2」が断面積の合計となります。
2.0mmの断面積は、「3.5mm2」です。
2本あるので、「3.5*2」の「7㎜2」となります。
断面積の合計は、「2+7」で「9㎜2」となります。
断面積の合計が「8mm2超で、14mm2未満」なら「中」で接続します。
本問では、「中」で接続しているので、OKです。
次に、刻印ですが、「中」スリーブなので、「中」となります。
本問では、「中」で刻印しているので、OKです。
「d」は、「適切」となります。
適切なのは、「a」と「d」です。
不適切なのは、「b」と「c」です。
正解:ロ
…と相なります。
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:消費電力・・・「ふつう」。
2問:抵抗率・・・「ふつう」。
3問:熱量計算・・・「ふつう」。
4問:電動機の力率・・・「ふつう」
5問:Y(スター)結線・・・「ふつう」。
6問:電圧降下・・・「ふつう」。
7問:単相3線式回路の電力損失・・・「ふつう」。
8問:許容電力計算・・・「ふつう」。
9問:過電流遮断機の定格電流・・・「ふつう」。
10問:分岐回路・・・「ふつう」。
11問:アウトレットボックス・・・「ふつう」。
12問:最高許容温度・・・「ふつう」。
13問:硬質ポリ塩化ビニル電線管の工具・・・「ふつう」。
14問:スターデルタ始動・・・「ふつう」。
15問:電気機器・・・「ふつう」。
16問:写真鑑別・・・「ふつう」。
17問:器具写真鑑別・・・「ふつう」。
18問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。
19問:リングスリーブ・・・「ふつう」。
20問:ライティングダクト工事・・・「ふつう」。
21問:電気工事の施工方法・・・「ふつう」。
22問:ケーブル工事と弱電流電線・・・「ふつう」。
23問:合成樹脂管工事・・・「ふつう」。
24問:アナログ式回路計・・・「ふつう」。
25問:アナログ形絶縁抵抗計・・・「ふつう」。
26問:接地抵抗値と絶縁抵抗値・・・「ふつう」。
27問:計器記号・・・「ふつう」。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。
29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。
30問:電気設備に関する技術基準を定める省令・・・「ふつう」。取る。
31問:図記号当て・・・「ふつう」。
32問:図記号取付位置・・・「ふつう」。
33問:コンセント刃受け当て・・・「ふつう」。
34問:図記号の名称・・・「ふつう」。
35問:電線管図記号・・・「ふつう」。
36問:接地工事・・・「ふつう」。
37問:機器図記号・・・「ふつう」。
38問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。
39問:器具図記号・・・「ふつう」。
40問:最少電線本数・・・「ふつう」。
41問:コネクタ当て・・・「ふつう」。
42問:器具写真鑑別・・・「ふつう」。
43問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。
44問:計測器写真鑑別・・・「ふつう」。
45問:図記号機器写真鑑別・・・「ふつう」。
46問:Eスリーブ・Pスリーブ・・・「ふつう」。
47問:スイッチ図記号・・・「ふつう」。
48問:リングスリーブ当て・・・「ふつう」。
49問:リングスリーブ当て・刻印当て・・・「ふつう」。
50問:未使用コンセント・・・「ふつう」。
憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。
独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。
教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。
とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。
高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。
利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。
独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。
わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。
独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。
次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。
多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。
これは、独学に関係なく、有用かと思います。
さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、
・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用
…です。
クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。
んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。
なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。
独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
教材にお金を惜しんではいけません。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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