電気工事士の独占業務の問題で、ド定番・ド頻出な選択肢ばかりです。テキストと過去問を繰り返しておけば解けるはずです。文系ド素人にとっては得点源なので、何度も繰り返しておきます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
お馴染みの論点なので、何回も解いて、絶対に取れるようになっておきましょう。
なお、法令については、「2電工筆記・法令:ブログ記事」も参考にしてみてください。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
選択肢イの「自家用電気工作物 最大電力 500 kW 未満の需要設備 の低圧部分の電線 相互を接続する作業」ですが、これは、第二種電気工事士免状の交付を受けている者であっても従事できないです。
工事対象が「自家用電気工作物」なので、第2種電気工事士では、取り扱えません。
第2種電気工事士は、「一般用電気工作物」のみ扱えます。
よって、選択肢は、「第二種電気工事士免状の交付を受けている者であっても従事できない」となり、これが答えとなります。
選択肢ロの「自家用電気工作物 最大電力 500 kW 未満の需要設備 の地中電線用の管を設置する作業」ですが、ポイントは、「地中電線用の管を設置する作業」のところです。
本問の工事対象は、「自家用電気工作物」なわけですが、実際の作業は、「地中電線用の管を設置する作業」です。
いわば、管を埋めるための穴掘り的な作業なので、軽微作業に該当し、電気工事士の免状に関係なく、誰でも作業可能です。
よって、選択肢は、「第2種電気工事士が従事できる」となります。
参考:軽微作業(電気工事士でなくてもできる作業)の憶え方1-「テキストに詳しい説明があったか~?」
参考:電気工事士でなくてもできる軽微な作業の憶え方のコツ2-「暗渠は注意」
参考:軽微作業(電気工事士でなくてもできる作業)の憶え方3-「600V以下」
選択肢ハの「一般用電気工作物の接地工事の作業」ですが、第2種電気工事士の免状で作業可能です。
「一般用電気工作物」なので、第2種電気工事士で扱えます。
んで、「接地工事の作業」ですが、これは、電気工事士の免状が必要な作業です。
よって、選択肢は、「第2種電気工事士が従事できる」となります。
選択肢ニの「一般用電気工作物のネオン工事の作業」ですが、第2種電気工事士の免状で作業可能です。
ネオン工事とありますが、「一般用電気工作物」なので、第2種電気工事士で作業可能です。
よって、選択肢は、「第2種電気工事士が従事できる」となります。
「イ」は「従事できない」です。
「ロ」は「第2種電気工事士が従事できる」です。
「ハ」は「第2種電気工事士が従事できる」です。
「ニ」は「第2種電気工事士が従事できる」です。
本問は「従事できないものはどれか?」ですので…、
正解:イ
…と相なります。
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:直流回路・・・「難」。
2問:抵抗計算・・・「ふつう」。
3問:熱量計算・・・「ふつう」。
4問:リアクタンス・・・「難」
5問:Δ結線(デルタ)結線・・・「やや難」。
6問:単相3線式回路・・・「ふつう」。
7問:電力損失・・・「ふつう」。
8問:許容電力計算・・・「ふつう」。
9問:幹線許容電流・・・「ふつう」。
10問:分岐回路・・・「ふつう」。
11問:プルボックス・・・「ふつう」。
12問:耐熱温度・・・「ふつう」。
13問:工事と工具・・・「ふつう」。
14問:スターデルタ始動・・・「ふつう」。
15問:配線用遮断器の動作時間・・・「ふつう」。
16問:材料写真鑑別・・・「やや難」。
17問:機器写真鑑別・・・「ふつう」。
18問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。
19問:絶縁処理・・・「ふつう」。
20問:工事場所・・・「ふつう」。
21問:配線図記号・・・「ふつう」。
22問:D種接地工事・・・「ふつう」。
23問:合成樹脂管工事・・・「ふつう」。
24問:低圧検電器・・・「やや難」。
25問:漏えい電流・・・「ふつう」。
26問:D種接地工事・・・「ふつう」。
27問:アナログ計器とディジタル計器・・・「やや難」。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。
29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。
30問:電圧区分・・・「ふつう」。取る。
31問:最少電線本数・・・「やや難」。
32問:図記号当て・・・「ふつう」。
33問:器具図記号・・・「ふつう」。
34問:小勢力回路・・・「ふつう」。
35問:電路と大地間の絶縁抵抗・・・「ふつう」。
36問:接地工事の種類・・・「ふつう」。
37問:地中埋設工事・・・「ふつう」。
38問:電線管図記号・・・「ふつう」。
39問:引込口開閉器の省略・・・「ふつう」。
40問:電線管図記号・・・「ふつう」。
41問:リングスリーブ当て・・・「難」。
42問:ケーブル当て・・・「難」。
43問:差込形コネクタ当て・・・「難」。
44問:電灯図記号・・・「ふつう」。
45問:機器写真鑑別・・・「ふつう」。
46問:図記号写真鑑別・・・「ふつう」。
47問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。
48問:リングスリーブ当て・・・「難」。
49問:未使用コンセント・・・「ふつう」。
50問:未使用器具・工具・材料・・・「ふつう」。
憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。
独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。
教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。
とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。
高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。
利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。
独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。
わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。
独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。
次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。
多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。
これは、独学に関係なく、有用かと思います。
さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、
・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用
…です。
クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。
んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。
なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。
独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
教材にお金を惜しんではいけません。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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