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本問のレベルは「ふつう」です。
「2つの表」さえ頭に入っていれば、文系でも取れます。がんばりましょう。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
本問は、上の「表」の数字を憶えていない限り、解答できません。
反対に言うと、表さえ憶えていたら、数秒で解答できます。通勤や通学時に、しっかり憶えてください。
毎日、目を通したら、さすがに憶えます。
さて、本問では、直径「1.6mm」の電線を「6本」収めて施設する、とあります。
先の「表」から導くと、「単線」の太さ「1.6mm」で、許容電流は「27A」となります。
これで、半分終わりです。後は、恒例のあいつの登場です。
後は、先の数字「27A」に、「電流減少係数」をかけるだけです。
問題文に、「0.56」と指定されています。
んなもんで、「27*0.56」で「15.12」となります。
小数点を、「7捨8入」すると、「15」となります。
よって、「イ」となります。
本問では、ご丁寧にも、電力減少係数が明記されています。
しかし、過去には、当該数字が無表記のときがありました。
問題文で「載ってない」に備えるためにも、上記「表」は、暗記しておくべきです。
憶え方あります。
ブログの「電流減少係数の数字の2つの憶え方」を、一読ください。
本問は、ひねくれていないケースの出題です。
実質、「7捨8入」を使わないからです。
しかし、過去問では、きっちりと、先の「7捨8入」を知っているかどうかを問う問題が出ています。
先の計算で出た数字は、「15.12」でした。
これが、「15.72」のときで、ちゃんと計算できたでしょうか?
電流減少係数は、「7捨8入」なので、「“15”」となります。 p> ここでは、よくよく四捨五入をしてしまうのです。
先の「15.72」でいえば、四捨五入して、「16」にしてしまうのです。(当然、選択肢には、15と16とが解答候補になっています。)
電力減少係数の計算では、「7捨8入」の存在を、忘れやすくなっています。
本問では、「7捨8入」を意識しなくてもいいですが、問題演習の際は、きっちりと「電流減少係数は、四捨五入じゃないぞ、7捨8入だぞ」と一拍子置いてから、解答してください。
第2種電気工事士の筆記も、毎年少しずつ、難しくなっています。
いつ、当該「7捨8入」を突っ込んだ問題が出るか、わかったものじゃありません。油断せずに解いてください。
正解:イ
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:抵抗計算・・・「やや難」。
2問:銅線の抵抗・・・「ふつう」。
3問:発熱量計算・・・「ふつう」。
4問:回路の力率・・・「やや難」
5問:Y(スター)結線・・・「難」。
6問:単相2線式回路・・・「ふつう」。
7問:三相3線式回路・・・「ふつう」。
8問:許容電流計算・・・「ふつう」。
9問:分岐回路の太さと許容電流・・・「ふつう」。
10問:分岐回路の設計・・・「ふつう」。
11問:ねじなしボックスコネクタ・・・「ふつう」。
12問:電線許容温度・・・「やや難」。
13問:コンクリートと金属管・・・「ふつう」。
14問:三相誘導電動機・・・「ふつう」。
15問:低圧進相コンデンサ・・・「ふつう」。
16問:材料写真鑑別・・・「ふつう」。
17問:器具写真鑑別・・・「ふつう」。
18問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。
19問:絶縁電線の接続・・・「ふつう」。
20問:電気工事総論・・・「やや難」。
21問:スイッチボックス・・・「ふつう」。
22問:D種接地工事・・・「ふつう」。
23問:電流減少係数・・・「ふつう」。
24問:測定器の用途・・・「ふつう」。
25問:絶縁抵抗測定・・・「ふつう」。
26問:接地抵抗値と絶縁抵抗値・・・「ふつう」。
27問:アナログ計器とデジタル計器・・・「ふつう」。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。
29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。
30問:電圧区分・・・「ふつう」。取る。
31問:引込線取付点・・・「ふつう」。
32問:電線図記号・・・「ふつう」。
33問:器具図記号・・・「ふつう」。
34問:図記号当て・・・「ふつう」。
35問:配線用遮断器の定格電流・・・「ふつう」。
36問:図記号当て・・・「ふつう」。
37問:接地抵抗値・・・「ふつう」。
38問:器具図記号当て・・・「ふつう」。
39問:最少電線本数・・・「難」。
40問:引掛形コンセントの図記号・・・「ふつう」。
41問:機器写真鑑別・・・「難」。
42問:スリーブ当て・・・「難」。
43問:使用されていないもの・・・「難」。
44問:ケーブル当て・・・「ふつう」。
45問:未使用工具当て・・・「ふつう」。
46問:未使用器具当て・・・「ふつう」。
47問:差込形コネクタ当て・・・「ふつう」。
48問:スリーブ当て・・・「難」。
49問:使用コンセント・・・「ふつう」。
50問:未使用スイッチ・・・「ふつう」。
憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。
独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。
教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。
とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。
高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。
利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。
独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。
わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。
独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。
次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。
多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。
これは、独学に関係なく、有用かと思います。
さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、
・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用
…です。
クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。
んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。
なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。
独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
教材にお金を惜しんではいけません。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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