11問‐R2下期:午後筆記の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 午後筆記:第11問は、「器具」の問題です。プルボックス,分電盤,フィクスチュアスタッド,スイッチボックスが問われています。難しい選択肢もありますが、最終解答には影響ありません。基本的な問題です。

11問‐器具

 

 (クリックして拡大。)

 本問のレベルは「ふつう」です。

 文系が取るべき問題です。

 ゼッタイに落とさないようにしてください。

 本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。

解説

 解説のしようがないので、ぶっちゃけると、答えは、「ロ」の「プルボックス」です。

 問題文の言うように、「プルボックス」とは、「通線を容易にするもの」です。

選択肢イ

 「イ」の「分電盤」ですが、これは、「分岐開閉器を収めるもので、配線用遮断器や漏電遮断器を収納した箱」です。

 これは、テキストに絶対に出てくるので、大丈夫なはずです。

選択肢ハ

 「ハ」の「フィクスチュアスタッド」ですが、これは、「アウトレットボックス底面部に取り付けて、フィクスチュアヒッキーを固定する物」とのことです。

 グーグル検索:フィクスチュアスタッド

 当該選択肢は、出題者の「ブラフ(ハッタリ)」です。

 「フィクスチュアスタッド」は、テキストにもあまり載ってないので、深追いせず、チェックだけしておきましょう。

選択肢ニ

 「ニ」の「スイッチボックス」ですが、これは、「スイッチやコンセントを収める箱」です。

 これも、まずテキストに載っているので、押えておかねばなりません。

 amazon参考:スイッチボックス

答え

 正解:ロ

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


筆記過去問リスト

 第1問から第30問までは、「一般問題」です。

 第31問から第50問までは、「配線図」です。

一般問題

 1問:直流回路電圧・・・「やや難」。

 2問:抵抗・・・「ふつう」。

 3問:熱量計算・・・「ふつう」。

 4問:交流回路の力率・・・「やや難」

 5問:Y(スター)結線・・・「ふつう」。

 6問:電圧降下・・・「ふつう」。

 7問:単相3線式の電力損失・・・「ふつう」。

 8問:許容電流計算・・・「ふつう」。

 9問:幹線許容電流・・・「ふつう」。

 10問:分岐回路設計・・・「ふつう」。

 11問:器具・・・「ふつう」。

 12問:絶縁最高許容温度・・・「ふつう」。

 13問:ねじなし電線管の工具・・・「ふつう」。

 14問:低圧三相かご形誘導電動機・・・「ふつう」。

 15問:零相変流器・・・「ふつう」。

 16問:器具写真鑑定1・・・「ふつう」。

 17問:器具写真鑑定2・・・「ふつう」。

 18問:測定器写真鑑定・・・「ふつう」。

 19問:絶縁処理・・・「やや難」。

 20問:工事方法・・・「難」。

 21問:ルームエアコン特則・・・「ふつう」。

 22問:D種接地工事・・・「ふつう」。

 23問:電磁的不平衡・・・「ふつう」。

 24問:回路計(テスタ)・・・「ふつう」。

 25問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。

 26問:接地抵抗計・・・「ふつう」。

 27問:導通試験・・・「ふつう」。

 28問:法令一般・・・「やや難」。取る。

 29問:電気用品安全法・・・「やや難」。取る。

 30問:一般用電気工作物・・・「ふつう」。取る。

配線図

 31問:図記号・・・「ふつう」。

 32問:器具取付・・・「ふつう」。

 33問:図記号配線・・・「ふつう」。

 34問:図記号配線工事・・・「ふつう」。

 35問:図記号名称・・・「ふつう」。

 36問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。

 37問:図記号器具・・・「ふつう」。

 38問:接地工事と接地線・・・「ふつう」。

 39問:図記号の意味・・・「ふつう」。

 40問:引込線取付点・・・「ふつう」。

 41問:図記号写真鑑別・・・「ふつう」。

 42問:接続作業・・・「ふつう」。

 43問:図記号写真鑑別1・・・「ふつう」。

 44問:図記号写真鑑別2・・・「ふつう」。

 45問:コネクタ当て・・・「難」。

 46問:ケーブル当て・・・「難」。

 47問:スリーブ当て・・・「難」。

 48問:工具写真鑑別・・・「ふつう」。

 49問:未使用コンセント・・・「ふつう」。

 50問:図記号探し・・・「やや難」。

合格の生命線‐独学向け教材

 

 憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。

 独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。

 教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、

 筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、

 筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。

 技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、

 技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、

 技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。

 (教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。

 (「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)

 で、進み具合や必要に応じて、独学の欠点を補う「ホーザン 合格クリップ」や、「ホーザン 合格ゲージ P-925」、「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」、「ホーザン-HOZAN-合格マルチツール」を追加投入してください。

 以上で揃えれば、独学の環境としては、鉄壁です。

PDF過去問の閲覧

 

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 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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