筆記試験を解く順番

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 2電工筆記試験の本試験での解き方。筆記は、問題1「一般問題」と問題2「配線図」に大別される「2部構成」である。本試験では、まず問題2の「配線図」から手を付けるが、複線図系統の問題は捨てるか後回しにする。んなもんで、「配線図」の全20問のうち、「14~15問」を先に解くことになる。問題1の「一般問題」は、「電気理論」を後回しにすれば、後はご自由に。

筆記のコツ

 試験のコツは、「取れるところから取る」です。

 最初の電気理論から解く義務は、我々には皆目ありません。我々にあるのは配偶者と同じ空気を吸う苦役だけです。

 んで、2電工の筆記試験は「2部構成」で、問題1「一般問題」と問題2「配線図」に大別されます。

 結論から言うと、問題2「配線図」から着手する、です。

 理由は、問題2「配線図」の方が、「即答」できるからです。

 問題2「配線図」には、「図記号」や「写真鑑別」といった“解答しやすい問題”が多く、ある程度まとまった点数を、即、確保できます。

 皆さんも、うすうす感じているかもしれませんが、2電工試験も、徐々に難化してきています。

 カンタンだった問題1「一般問題」も、今では、「アレレ!?」となる問題が多くなってきています。

 こうした現状の傾向を踏まえると、今は、問題1の「一般問題」より、問題2の「配線図」の方が点数が取りやすい、といった塩梅です。

 配点は、問題1と2ともに同じなのですから、まずは、問題2「配線図」より手を付ける、ってな塩梅です。

配線図補足

 さて、問題2「配線図」ですが、「図記号」や「写真鑑別」などは、例年通りの出題で、解きやすいのです。

 しかし、難しい問題や手間取る問題、時間を食う問題もあります。こういった問題は、「捨て問」か「後回し」にします。

 難問の筆頭は、おなじみ「複線図」です。当該「複線図」系統の問題は、おおむね「4問」前後、出題されます。

 内実は、だいたい「最少電線本数」で1問、「コネクタorスリーブ当て」が3問が出ます。

 そして、当該「配線図」系統の問題に加えて、そこそこ手間を食う「スイッチまたはコンセント当て」問題が1問出ます。

 この問題は、図面のスイッチ(コンセント)をすべて調べないと解けないため、時間がかかるのです。見落としがないかどうかで、神経も使います。

 これら難問系・メンドクサイ系は、「捨て問か、全問解いてから着手する」します。

 難問系・メンドクサイ系を先に着手すると、「取れるはずの問題を解く時間」が足りなくなる危険があります。こうした、当該失点を予防するためです。

 先に述べたように、試験の鉄則は「取れるところから取る」です。

 取れる問題・解ける問題で、合格点ギリギリを確保して、その後から、難問系で点数を上載せる感じでやってみてください。不合格の可能性をぐっと下げられるはずです。

 こういった次第で、問題2の「配線図」は全部で20問が出題されますが、そのうち、「複線図」系統等を除く「14~15問」を先に解くといった塩梅です。

一般問題の解き順

 さて、問第1の「一般問題」ですが、“じんわり”とですが、難しくなってきています。

 「即答」できる問題が減ってきており、底の浅い受験生は足を取られるはずです。

 また、かつては、安定した得点源だった「写真鑑別」や「器機・器具・材料・工具」では、定番の「もの」が減ってきて、「アレ?こんなのあったけ?」という、悩ましい問題が増えています。

 こうした傾向を踏まえて、「解く順番」を変える必要があります。

電気理論は後回し

 問題1の「一般問題」は、「6問前後の計算問題」と「24問前後の知識問題」に大別されます。

 計算問題とは、おなじみ第1問~第6問に登場する「電気理論」です。

 「電気理論」のコツは、「ぱっと見で、できそうなら手を付ける」が、そうでないなら、「後回しで一番最後に解く」です。

 判断基準は、「オームの法則」です。「V=IR」の知識で解けそうなら解きますが、それ以上の難易度なら「後回し」です。

 さて、「FP技能士の計算問題でヘンなミスをしない方法」でも述べているのですが、「何かを思い出す作業」と「計算する作業」は、脳の使う部分が異なるようで、同時並行的に行なうと、意図しない間違いを犯すのです。

 「電気理論」は「計算問題」なので、中途半端に手を付けると、頭が混乱してしまい、後々に控える知識問題を落とす危険があります。

 本試験は、常とは異なる精神状態になります。「電気理論」は「後回し」にして、知識問題の大半を解いた後から、おいおい解くのが賢明です。

後はご自由にだけど「法令」

 「電気理論」以外の問題について、述べていきます。

 基本は、「後はご自由に」なのですが、強いて言えば、例年、第28・29・30問で出題される「法令」から解きます。

 「法令」は、おおむね定番問題か頻出問題で構成されており、しっかりと過去問演習をしていれば、全部取れます。

 もちろん、難問・珍問・奇問も出ます。たとえば、「30問‐H29上期筆記の過去問と解説」といった、“テキストのを見てもわからない問題”もありますが、まあ、「捨て問」の一択です。

 「法令」は、“知ってさえいれば解ける問題”がほとんどなので、「頭の準備運動」に最適です。

 んなもんで、3問全問正解か2問はまず取れる「法令」から着手する、ってな寸法です。

「配電理論」や「配線設計」「配電理論」

 次いで解くのは、例年、第7問~第10問に登場する「配電理論」や「配線設計」「配電理論」です。

 これらの問題は、表なり公式なりを暗記していれば、点になります。

 そのうえ、問題2の「配線図」と、被る論点もあるので、さらに点数可能性は挙がります。

 参考:2電工筆記の最低限の暗記リスト

 もちろん、こられにも難問・奇問は出ますが、「捨て問」にすればいいです。

図記号や検査、写真鑑別等について

 「一般問題」でよく出るのは、金属管や電線の図記号問題です。きっちり憶えていれば大丈夫なはずです。

 「検査」も、難しいのはまれなので、貴重な得点源です。過去問演習をしていれば、まず、取れるはずです。

 「写真鑑別」や「器機・器具・材料・工具」も、難化しているとはいえ、“選択肢は、定番・頻出事項で構成されている”ので、よほどヘンチクリンな問題に当たらない限り、点数できるかと思います。

 なお、図記号や検査、写真鑑別等は、おおむね取れる問題ですが、難化傾向を受けて、ときおり“なんのこっちゃ問題”が出ます。

 本試験にて、テキストで見たことも聞いたこともない問題が出たら、きっぱりあきらめて好きな番号をマークしてください。

 個人的には、“なんのこっちゃ問題”は、受験生を混乱させ、足止めさせるためだけに出題されているように思います。それか、全体的な難易度調整のため、つまり、他の問題を少しやさしくし過ぎたので、誰も解けないような難問を繰り出して点数調整をしている、ってな次第です。

まとめ

 さて、文系ド素人の人へのアドバイスです。

 「捨て問」筆頭の第2問「配線図」の「複線図」は、複線図を書けないと解答できないのですが、例年、解けそうなものが1問くらいはあります。

 「複線図」は深追いしなくていいのですが、「最低限」のことは身に付けておきましょう。そうすると、先に言う解けそうな問題で1点拾えますし、「技能試験」の予習にもなります。

 また、「電気理論」ですが、過去問で解き方と答えだけでも押さえておくと、1~3点は拾えます。

 全部を捨てると、他の問題にしわ寄せが“かなり”行きます。

 反対に言うと、「捨て問」筆頭の「複線図」や「電気理論」で、いくらかでも得点できると、途端に「合格点の確保」が容易になります。

 「すべてを捨てる」のは、全く時間がない・余裕がないときの「非常手段」です。

 多少、時間や余力があるのなら「完全放棄」するのではなく、電気理論や複線図にも、できるだけ「手」を打っておきましょう。

 ところで、独学合格の“キモ”は、「独学向けの良質な教材」を使うことです。

 詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、

 筆記用のテキストには、絵が多くて漢字の少ない「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格」を、

 筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「ぜんぶ解くべし! 第2種電気工事士筆記過去問」を使います。

 技能のテキストは、写真の多い「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格」を…、

 技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「HOZAN 電気工事士技能試験セット S18」を…、

 技能の材料には、候補問題の作り方を網羅したDVDの付く「準備万端(推奨・2回セット)」を使います。

 (教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。

 なお、独学の欠点をカバーするサブ教材は、「ホーザン 合格クリップ」と、「ホーザン 合格ゲージ P-925」と、「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」、「ホーザン-合格マルチツール」があり、必須ではないですが、あるとやはり便利です。万全を期したい人に。

 なお、わたしのようにクレカ使用が嫌いな人で、コンビニ支払いが多い人は、「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を推薦します。

 1~2%の割引きがあるので、クレカのキャッシュバックを享受できます。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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