第23問は、難問の類です。「ネオン灯工事」の問題です。テキストでは、「ネオン灯工事」について、あまり記述が割かれていないように思います。出題内容も重箱の隅っぽいので、面倒な人は、「捨て問」でもいいでしょう。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「難」です。
ほとんど出ない「ネオン灯工事」です。
本問は、小理屈を追うだけなので、面倒な人は「捨て問」でいいです。
時間に余裕のある人は、保険の意味で、押さえておけばいいです。
わたしが受験生なら、まず、捨てます。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
ざっくり、言います。
電技解釈186条により、使用電圧が1000Vを超えるネオン放電灯工事では、ネオン変圧器の二次側の配線にはネオン電線を用い、がいし引き工事により展開した場所または点検できる隠ぺい場所に施設します。
一口で言うと、なんのこっちゃ、です。
まあ、我慢して選択肢を吟味すると、選択肢のロは、そのままの表記なので、「○」となります。
実は、当該「ネオン放電灯工事」では、毎回、選択肢のロだけが問われていました。
だいたいの出題は、「ネオン放電灯工事を、点検できない隠ぺい場所に施設した」といった問題ばかりだったのです。
先述したように、「展開した場所または点検できる隠ぺい場所」でないとダメなので、よって、「×」ってな次第でした。
しかしながら、今回の試験では傾向が変わって、本問のように、いっそう突っ込まれた「ネオン放電灯工事」が出題されました。
試験戦術上、受験生は、当該「ネオン灯工事」を、あまり追わない方がいいです。
こういう問題を追及するくらいなら、他の頻出問題を押さえるべきです。
時間がない人は「捨て問」にして、時間のある人でも「後回し」にして、他の論点が充実してから、着手すべきかと思います。本問は、間違えても恥ずかしくないです。
なお、公式の解答によると、正解である「不適切なもの」は、「ハ」となっています。
よって、選択肢イの「20A用配線用遮断器を接地した」と、選択肢ニの「金属外箱にD種接地工事」は正しいのでしょう。
先の定番だった選択肢ロと併せて、直前期あたりに押さえておけばいいです。
答えは、「ハ」です。
正解:ハ
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:電圧降下・・・「ふつう」。
2問:合成インピーダンス・・・「ふつう」。
3問:抵抗公式・・・「ふつう」。
4問:発熱量・・・「ふつう」。
5問:三相3線式・・・「ふつう」。文系可。
6問:電圧降下・・・「ふつう」。文系可。
7問:許容電流・・・「ふつう」。取れる問題。
8問:許容電流・電動機・・・「ふつう」。取れる。
9問:分岐回路・・・「ふつう」。文系取れる。
10問:分岐回路の遮断器・・・「ふつう」。ド定番。
11問:アウトレットボックス・・・「やさしい」。絶対レベル。
12問:器具総合・・・「やさしい」。取れる問題。
13問:回転速度N・・・「ふつう」。取れる問題。
14問:材料工具・・・「ふつう」。取れる。
15問:LED・・・「やさしい」。取れる。
16問:ホルソ・・・「やさしい」。
17問:電磁開閉器・・・「ふつう」。取れる問題。
18問:サドル・・・「やさしい」。基礎・基本レベル。
19問:配線図記号・・・「やや難」。
20問:電線接続・・・「ふつう」。定番問題。
21問:電気工事応用・・・「ふつう」。
22問:金属可とう電線管工事・・・「ふつう」。取れる問題。
23問:ネオン灯工事・・・「難」。捨て問。
24問:測定器・・・「やさしい」。超基本。
25問:絶縁抵抗値・・・「ふつう」。
26問:接地抵抗・・・「ふつう」。
27問:クランプ形電流計・・・「ふつう」。取れる問題。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。
29問:小出力発電設備・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。
30問:電気設備技術基準・・・「やさしい」。
31問:ルームエアコン・・・「やさしい」。
32問:最少電線本数・・・「ふつう」。
33問:スイッチ図記号・・・「やさしい」。基本問題。
34問:ケーブル図記号・・・「やさしい」。
35問:地中埋没工事・・・「ふつう」。
36問:屋外灯図記号・・・「やさしい」。絶対レベル。
37問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。
38問:コンセント図記号・・・「やさしい」。絶対レベル。
39問:接地抵抗・・・「ふつう」。
40問:Sの図記号・・・「やさしい」。1点取れる。
41問:スリーブ当て・・・「難」。捨てる。
42問:圧着工具・・・「やさしい」。
43問:電線管接続・・・「やさしい」。
44問:コネクタ当て・・・「難」。捨てる。
45問:測定器・・・「やさしい」。
46問:スリーブ当て・・・「難」。
47問:地中配線工事工具・・・「ふつう」。
48問:図記号・・・「ふつう」。
49問:図記号・・・「やさしい」。絶対レベル。
50問:スイッチ写真・・・「普通」。1点取れる。
憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。
独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。
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(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。
とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。
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利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。
独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。
わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。
独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。
次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。
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これは、独学に関係なく、有用かと思います。
さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、
・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用
…です。
クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。
んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。
なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。
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先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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