カフェイン・無水カフェイン‐登録販売者
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
カフェイン・無水カフェインは、「精神神経に作用する薬」の「解熱鎮痛薬」の「カフェイン類」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
インデックス
おさらい‐手引き抜粋
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「カフェイン類」
「解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、また、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的として、」
「カフェイン、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等が配合されている場合がある。」
「なお、カフェイン類が配合されていても、必ずしも鎮静成分の作用による眠気が解消されるわけではない。」
…と、相なります。
傾向と対策、優先順位
ご存じのように、「カフェイン・無水カフェイン」は、「解熱鎮痛薬」の「カフェイン類」として登場します。
市販薬には、「ベンザブロックL錠 45錠
さて、当該「カフェイン、無水カフェイン」ですが、「解熱鎮痛薬」では、あまり出題されていません。
主要な論点は、大半が「眠気防止薬」の方で出題されています。
参考：眠気防止薬：カフェイン
よって、基本事項だけ、押えておきましょう。
優先順位は、「ふつう」です。
過去問○×問題
カフェイン・無水カフェインは…、
① カフェイン・無水カフェインは、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して配合されるが、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的とはしていない。
② カフェイン・無水カフェインは、カフェイン類が配合されていても、必ずしも鎮静成分の作用による眠気が解消されるわけではない。
…といった感じで出題されます。
先述したように、「解熱鎮痛薬」よりも、か「眠気防止薬」で問われることが多いです。「解熱鎮痛薬」では、基本事項を押さえておけば、おおむね点は取れます。
解説
先の○×問題の解説です。
①の「カフェイン・無水カフェインは、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して配合されるが、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的とはしていない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを“目的とはしていない”」のところです。
正しくは、「中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを“目的としている”」です。
よって、①は、「×」となります。
「解熱鎮痛薬」では、テキストの基本事項だけ押さえておけば、十分かと思います。
②も定番
②の「カフェイン・無水カフェインは、カフェイン類が配合されていても、必ずしも鎮静成分の作用による眠気が解消されるわけではない」ですが、正しい記述です。
先の手引きでも見たように…、
「カフェイン類が配合されていても、必ずしも鎮静成分の作用による眠気が解消されるわけではない。」
…となっています。
近年、よく出るようになった記述なので、押えておきましょう。
よって、②は、「○」となります。
試験ポイント
カフェイン・無水カフェインの「解熱鎮痛薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
カフェイン・無水カフェインは、先に挙げた○×問題が頭に入っていれば、「解熱鎮痛薬」の出題には対応できると思います。
カフェイン・無水カフェインの主たる問題は、「眠気防止薬」なので、そちらで突っ込んで勉強してください。
参考：眠気防止薬：カフェイン
コツ的なこと
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「ベンザブロックL錠 45錠
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
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「解熱鎮痛薬」の「カフェイン類」へのリンクです。
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
こまごましたもの
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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