カンゾウ・ダイオウを含む漢方処方製剤のまとめ

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の「漢方処方製剤」の対策ページ。このページでは、「構成生薬」に「カンゾウ」と「ダイオウ」が含まれるものをまとめている。横断学習用。当該論点は、厳密に憶える必要はないが、チェック用に。何回も眺めて、知識の整理を。

ガイダンス

 このページでは、「カンゾウ」と「ダイオウ」を含む漢方処方製剤を、リスト化しています。

 当該「カンゾウ・ダイオウ」の漢方処方製剤は、「4個」しかないので、ここから、制覇していくといいでしょう。

 なお、生薬については、「生薬対策:カンゾウ」や「生薬対策:ダイオウ」を、参考にしてください。

 また、「構成生薬」の勉強方法や注意事項は、「漢方処方製剤の構成生薬対策」を、一読願います。

カンゾウ・ダイオウ・・・1個目

 まずもって、第2節の呼吸器官薬の「喉の痛み」の「響声破笛丸」です。

 当該「響声破笛丸」には、カンゾウと、ときどきダイオウが配合されます。

 手引きには、「構成生薬としてダイオウを含む場合があり」と表記されています。

 多くの漢方処方製剤は、「ダイオウを含む」を言い切られているのですが、当該響声破笛丸は、「ダイオウを含む場合がある」となっており、場合によっては、「ダイオウがない」ときもあると述べられています。

 他にない“固有”の特徴のため、押えておきましょう。

 たとえば、「漢方処方製剤○○には、カンゾウが含まれており、ダイオウを含む場合もある」といった設問なら、「ダイオウを含む場合もある」の記述から、「響声破笛丸」と判別する、ってな寸法です。

カンゾウ・ダイオウ・・・2個目

 2個目は、第3節の胃腸に作用する薬の「腸の薬」の「大黄甘草湯」です。

 当該「大黄甘草湯」ですが、その名の通りカンゾウダイオウが配合されています。

 大黄甘草湯は、“名前のまんま”くらいに、憶えるとよいでしょう。

カンゾウ・ダイオウ・・・3個目

 3つ目は、第5節:排泄部位に作用する薬の「痔の薬」の「乙字湯」です。

 当該「乙字湯」には、カンゾウダイオウが配合されています。

 「寛大で乙」くらいに憶えるとよいでしょう。

カンゾウ・ダイオウ・・・4個目

 第6節:婦人薬の「桃核承気湯」も、カンゾウダイオウが含まれています。

 「桃核承気湯」は、そのまんま、憶えるしかないと思います。

補足:防風通聖散

 第14節:漢方処方製剤・生薬製剤の「防風通聖散」ですが、これには、「カンゾウ」と「ダイオウ」を、含むことは含みます。

 しかし、先の2つのほか、「マオウ」も、入っています。

 参考:構成生薬:カンゾウ・ダイオウ・マオウ

 当該防風通聖散も、いちおう、カンゾウとダイオウが含まれているので、チェックだけしておきましょう。

 なお、「防風通聖散」は、登録販売者試験では、唯一、カンゾウダイオウ・マオウの3つがそろっている漢方処方製剤です。

構成生薬リンク

 「構成生薬」のリンク集です。

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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