桂枝加竜骨牡蛎湯‐疳の薬‐漢方処方製剤対策
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
登録販売者の「主な医薬品とその作用（通称：医薬品）」の「漢方処方製剤」の「疳の薬」に登場する「桂枝加竜骨牡蛎湯（けいしかりゅうこつぼれいとう）」の対策ページ。本ページでは、当該漢方処方製剤のポイントをまとめたり、「○×問題」を出したり、過去問を紹介したりしています。
インデックス
試験傾向
「桂枝加竜骨牡蛎湯」ですが、「鎮静」と「疳の薬」の２つに分類されている漢方処方製剤です。
しかし、試験には、あまり出ない漢方処方製剤です。
とはいえ、最近の試験傾向からすると、「聖域」がなくなってきているので、無視はできないです。
内容的には、「鎮静」のと変わりないので、主な論点は、そちらで勉強してください。
参考：桂枝加竜骨牡蛎湯‐鎮静
試験対策
「桂枝加竜骨牡蛎湯」は、「疳の薬」ですが、「疳の薬」には、「小建中湯」という固有のものがあるので、「桂枝加竜骨牡蛎湯」が一問丸ごとで問われることはそうないと思います。
「桂枝加竜骨牡蛎湯」は、「疳の薬」の問題においては、おおむね、選択肢の「埋め草」くらいかと思います。
しかし、「桂枝加竜骨牡蛎湯」が「疳の薬」として服用されることもあることは、シッカリ憶えておくべきです。
数字・・・「夜泣き」に注意
体力規定や構成生薬、禁忌、副作用等は、「鎮静」と、ほぼ同じ内容です。
しかし、「夜泣き」のケースにおいて、「疳の薬」の固有論点があるので、注意してください。
手引きにおいては…、
『柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏を、小児の夜泣きに用いる場合、』
『１週間位服用しても症状の改善がみられないときには、』
『いったん服用を中止して、専門家に相談する等、その漢方処方製剤の使用が適しているかどうか見直すなどの対応が必要である。』
…と、記載されています。
「鎮静」の薬や「疳の薬（小児鎮静薬）」は、体質改善が主眼のため、「比較的長期間（１ヶ月位）服用される」ことがあります。
しかし、小児の「夜泣き」に使用する場合は、「１週間位」が使用限度となっています。
「夜泣き」だと、数字が違ってくるので、シッカリ整理して憶えてください。
補足・・・数字まとめ
「数字」をまとめておきます。
・漢方処方製剤の鎮静の薬・・・比較的長期間（１ヶ月位）服用されることがある。
・疳の薬（小児鎮静薬）・・・比較的長期間（１ヶ月位）服用されることがある。
・柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏・・・夜泣き・・・１週間位。
過去問リスト
「疳の薬」の「桂枝加竜骨牡蛎湯」の過去問演習用として、東京都等の問題をピックアップしました。
こういう出題があったので、チェックしておきましょう。
東京都
関西広域連合
・近年なし。
福岡県
・近年なし。
語呂合わせ一覧
当該漢方の語呂をまとめておきます。チェック用に。
・刑事課のかみさんが怒る…体力中等度以下。
・ご飯なし…カンゾウ・マオウ・ダイオウが入ってない。
・大きなサイの骨…ダイオウのみ。
なお、語呂合わせですが、「疳の薬 語呂 まとめ・解説」「疳の薬 語呂 逆引き」にまとめているので、こちらも活用してください。
チェック用：手引き抜粋
『桂枝加竜骨牡蛎湯』
『体力中等度以下で疲れやすく、興奮しやすいものの神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、眼精疲労、神経症に適すとされる。』
『比較的長期間（１ヶ月位）服用されることが多い。』
『構成生薬としてカンゾウを含む。』
こまごましたもの
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。
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