本問は、「適正使用」の「登録販売者の説明」の問題です。近年に出るようになった「事例問題」です。いろんな選択肢で構成されています。傾向把握の一環として、解いておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「服用後、眠気等があらわれる成分は本剤に配合されていません。」ですが、誤った記述です。
この薬には、「抗ヒスタミン成分」の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」が入っています。眠くなる成分です。
「運転操作しない」を参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「カプセル剤のため、冷蔵庫内で保管してください」ですが、誤った記述です。
いきなり、「剤形」の問題です。
カプセル剤ですが、手引きには、「錠剤、カプセル剤、散剤等では、取り出したときに室温との 急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当」となっています。
「冷蔵庫内で保管」が適当なのは、「シロップ剤」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「一定期間又は一定回数服用しても症状の改善がみられない場合は、服用を中止し、医療機関 を受診してください。」ですが、正しい記述です。
この薬は、「かぜ薬」です。
「かぜ薬、解熱鎮痛薬、抗菌性点眼 薬、鼻炎用内服薬、鎮静薬、アレ ルギー用薬」は、「長期連用しないこと」と記載されます。
その理由は、「一定期間又は一定回数使用しても症状 の改善がみられない場合は、ほかに原因 がある可能性があるため」です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
「長期連用しない」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「娘さんが水痘(水ぼうそう)もしくはインフルエンザにかかっている又はその疑いのある場 合は、服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。」ですが、正しい記述です。
小難しい選択肢です。
この薬には、「エテンザミド」が入っています。
「サリチルアミド、エテンザミド」ですが、「水痘(水ぼうそう)もしくはインフルエンザにかかっている又はその疑いのある乳・幼・小児(15歳未満)」は、「相談すること」となっています。
よって、選択肢は、「正」となります。
ちなみに、そうなる理由ですが、「構造が類似しているアスピリンにおいて、ライ症候群の発症との関連性が示唆されており、原則として使用を避ける必要があるため」となっています。
「医薬品」でも、出る論点なので、是が非でも押えておきましょう。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
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