36問‐東京都 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「全身的に現れる副作用」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

36問‐全身的に現れる副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。」ですが、誤った記述です。

 要注意の選択肢です。

 間違っているのは、「遅延型」のところです。

 正しくは、「即時型」です。

 ウッカリ読み落としかねないので、注意してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)を発症する可能性がある医薬品は限 られており、発症を予測しやすい」ですが、誤った記述です。

 皮膚粘膜眼症候群も、中毒性表皮壊死融解症も、発症の予測は困難です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「中毒性表皮壊死融解症(TEN)は、38°C以上の高熱を伴って、広範囲の皮膚に発赤が生じ、 全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められる」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「難化」に備えて、「38°C以上」と「10%以上」の数字のところは、チェックしておきましょう。

 参考:副作用の数字1

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される」ですが、正しい記述です。

 「肝機能障害」の正しい記述です。

 「中毒性のもの」と「アレルギー性のもの」に大別されます。

 全国的な傾向ですが、「副作用」は、そのすべてが問われるようになっています。

 他県では、もっと突っ込んだ出題も、見受けられます。

 「副作用は、すべて出る」を前提にして、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系

 22問:大腸

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:泌尿器系

 26問:目

 27問:鼻及び耳

 28問:外皮系

 29問:骨格系及び筋組織

 30問:脳や神経系の働き

 31問:有効成分の吸収

 32問:有効成分の代謝・排泄

 33問:医薬品の体内での働き

 34問:剤形

 35問:剤形2

 36問:全身的に現れる副作用

 37問:精神神経系に現れる副作用

 38問:消化器系に現れる副作用

 39問:呼吸器系に現れる副作用

 40問:泌尿器系に現れる副作用

令和3年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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