本問は、「人体」の「脳や神経系の働き」についての問題です。難しいところはありません。テキストを精読し、過去問を解いていれば、穏当に取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「脳の毛細血管が中枢神経の間質液環境を血液内の組成変動から保護するように働く機能を血 液脳関門という。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある」ですが、誤った記述です。
「呼吸中枢」があるのは、「延髄」です。
「脊髄」は、「脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝える」ものです。併せて、押えておきましょう。
なお、当該「延髄‐脊髄」の「ひっかけ」は、本当によく出ます。ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、汗腺を支配する交感神経を除き、 アセチルコリンである」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「アセチルコリン」のところです。
正しくは、「ノルアドレナリン」です。
このあたりは、ヤヤコシイので、手引きを抜粋しておきます。
「交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンであり、」
「副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。」
「ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にアセチルコリンが伝達物質として放出される」
「汗腺…アセチルコリン」は、「アセアセ」くらいに憶えましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「交感神経系の活動が活発になると、肝臓でのグリコーゲンの分解(ブドウ糖の放出)が促進さ れる」ですが、正しい記述です。
「交感神経系の活動が活発」なので、「闘争や緊張」のときです。
活動のためのエネルギーが必要なので、グリコーゲンの分解(ブドウ糖の放出)が促進されます。
頻出論点なので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「副交感神経系が活発」は、「休息・食事」のときです。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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