2問‐東京都 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2問は、「基本知識」の「医薬品のリスク評価」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

2問‐医薬品のリスク評価

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「少量の医薬品の投与では、発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じる場合はない とされている。」ですが、誤った記述です。

 少量の医薬品であっても、選択肢の言う、発がん作用等が「生じる場合」もあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「ヒトを対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準には、国際的に Good Clinical Practice (GCP)が制定されている。」ですが、正しい記述です。

 「ヒト」なので、「GCP」で正しいです。

 Clinicalは、クリニックの形容詞なので、「人が行くクリニック」くらいの憶えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 参考:「リスク評価基準」の憶え方

選択肢c

 選択肢cの「「無作用量」とは、薬物の効果が発現し、有害反応が発現しない最大の投与量のことである」ですが、誤った記述です。

 「無作用量」は、効果の発現が検出されない量です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、ここは、効き目の「順番」がよく出るので、「医薬品のリスク評価の「用量・反応」の語呂合わせ」で、チェックしておきましょう。

選択肢d

 選択肢dの「医薬品に対しては、製造販売後の調査及び試験の実施基準として Good Vigilance Practice (GVP)が制定されている」ですが、誤った記述です。

 「製造販売後の調査及び試験の実施基準」は、「Good Post-marketing Study Practice (GPSP) 」です。

 選択肢の「GVP」は、「造販売後安全管理基準」です。

 間違えた人は、先に挙げた「「リスク評価基準」の憶え方」を一読をば。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:4

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:医薬品の副作用

 5問:アレルギー(過敏反応)

 6問:医薬品の使用等

 7問:医薬品の使用等2

 8問:相互作用

 9問:小児等

 10問:高齢者

 11問:妊婦等

 12問:妊婦又は妊娠していると思われる女性

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:一般用医薬品の範囲

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:コミュニケーション及び情報提供

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:HIV訴訟

 20問:CJD及びCJD訴訟

令和3年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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