本問は、抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)の添付についての問題です。従来の問題とは、傾向の異なる問題です。一種の総合問題なので、戸惑わないようにしてください。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「やや難」です。
本問は、要は、催眠鎮静薬(睡眠改善薬)の抗ヒスタミン成分である「ジフェンヒドラミン塩酸塩」を問う問題です。
とはいえ、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」を思い出せなくても、「医薬品」で勉強した、抗ヒスタミン成分を思い出せば、解答できるかと思います。
aの「コーヒー等のカフェインを含有する飲料と同時に服用しないことと記載されている。」ですが、誤った記述です。
難しく考えず、「医薬品」のところを思い出してください。
もろもろの「抗ヒスタミン成分」のところで、たとえば、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」などで、選択肢のいうような記述があったでしょうか?
なかったはずです。
よって、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。
このような記載があるのは、カフェイン、無水カフェインなどです。効果が重複するからです。
参考:カフェイン
bの「肝臓病の診断を受けた人は使用(服用)しないことと記載されている。」ですが、誤った記述です。
難しく考えず、「抗ヒスタミン成分」のところを思い出してください。
選択肢のいう、「肝臓病うんぬん」の記述があったでしょうか?なかったと思います。
よって、選択肢の「b」は、「誤」と相なります。
cの「日常的に不眠の人、不眠症の診断を受けた人は使用(服用)しないことと記載されている。」ですが、正しい記述です。
問題のテーマである「抗ヒスタミン成分」に関係なく、催眠鎮静薬(睡眠改善薬)の問題です。
催眠鎮静薬(睡眠改善薬)は、選択肢のいう「日常的に不眠、不眠症の診断を受けた」場合は、「受診勧奨」です。
よって、選択肢の「c」は、「正」と相なります。
dの「神経過敏、興奮を起こすおそれが大きいため、15歳未満の小児は使用(服用)しないことと記載されている。」ですが、正しい記述です。
本問も、催眠鎮静薬(睡眠改善薬)についての問題です。
催眠鎮静薬(睡眠改善薬)は、選択肢の言うように、逆に、神経過敏、興奮を起こすおそれが大きいため、15歳未満の小児は使用(服用)しないことになっています。
よって、選択肢の「d」は、「正」と相なります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、「5」と相なります。
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
101問:適正使用情報・・・「ふつう」。
102問:添付文書1・・・「ふつう」。
103問:添付文書2・・・「ふつう」。
104問:保管及び取扱い・・・「ふつう」。
105問:製品表示・・・「ふつう」。
106問:緊急安全性情報・・・「ふつう」。
107問:医薬品医療機器総合機構・・・「ふつう」。
108問:プソイドエフェドリン塩酸塩・・・「ふつう」。
109問:使用しない‐妊婦等・・・「ふつう」。
110問:してはいけないこと・・・「ふつう」。
111問:催眠鎮静薬の添付文書・・・「やや難」。
112問:使用しないこと‐透析療法の人・・・「ふつう」。
113問:相談すること‐胃・十二指腸潰瘍・・・「やや難」。
114問:副作用報告1・・・「やや難」。
115問:副作用報告2・・・「ふつう」。
116問:医薬品副作用被害救済制度・・・「ふつう」。
117問:給付の種類・・・「ふつう」。
118問:医薬品PLセンター・・・「ふつう」。
119問:安全対策・・・「ふつう」。
120問:啓発活動・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする