116問‐東京都 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品副作用被害救済制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

116問‐医薬品副作用被害救済制度

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 aの「a 医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による被害者の迅速な救済を図るための制度である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 んなもんで、「不適正な使用」だと、救済対象となりません。

 よって、選択肢の「a」は、「正」と相なります。

解説:b

 bの「救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金が充てられる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 んで、事務費のうち2分の1は、「国庫補助」となっています。

 選択肢の「b」は、「正」と相なります。

解説:c

 cの「健康被害が医薬品の副作用によるものかどうかなど、医学的薬学的判断を要する事項については、薬事・食品衛生審議会の諮問・答申を受ける。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 よって、選択肢の「c」は、「正」と相なります。

 なお、ときおり、ひっかけ問題で、「薬事・食品衛生審議会」のところが、「総合機構」となっているので、注意してください。

解説:d

 dの「d 一般用医薬品の殺虫剤及び殺鼠剤による健康被害については、救済制度の対象とならない。」ですが、正しい記述です。

 よって、選択肢の「d」は、「正」と相なります。

 蛇足ながら、救済対象にならないもの・事態としては…、

 殺虫剤・殺鼠剤、殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)、一般用検査薬、一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等

 製品不良、製薬企業に損害賠償責任がある、無承認無許可医薬品、健康食品として販売されたもの、個人輸入により入手された医薬品

 …があります。

 すべてがよく問われているので、テキストで確認しておきましょう。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、「5」と相なります。

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 101問:適正使用情報・・・「ふつう」。

 102問:添付文書1・・・「ふつう」。

 103問:添付文書2・・・「ふつう」。

 104問:保管及び取扱い・・・「ふつう」。

 105問:製品表示・・・「ふつう」。

 106問:緊急安全性情報・・・「ふつう」。

 107問:医薬品医療機器総合機構・・・「ふつう」。

 108問:プソイドエフェドリン塩酸塩・・・「ふつう」。

 109問:使用しない‐妊婦等・・・「ふつう」。

 110問:してはいけないこと・・・「ふつう」。

 111問:催眠鎮静薬の添付文書・・・「やや難」。

 112問:使用しないこと‐透析療法の人・・・「ふつう」。

 113問:相談すること‐胃・十二指腸潰瘍・・・「やや難」。

 114問:副作用報告1・・・「やや難」。

 115問:副作用報告2・・・「ふつう」。

 116問:医薬品副作用被害救済制度・・・「ふつう」。

 117問:給付の種類・・・「ふつう」。

 118問:医薬品PLセンター・・・「ふつう」。

 119問:安全対策・・・「ふつう」。

 120問:啓発活動・・・「ふつう」。

H30 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H30 東京 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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