登録販売者 埼玉県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)第36問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「ショック(アナフィラキシー)」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

埼玉県 第36問‐ショック(アナフィラキシー)

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「生体の異物に対する遅延型アレルギー反応の一種である。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 間違っているのは、「遅延型」のところです。

 正しくは、「即時型」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品が原因物質である場合、以前にその医薬品によって蕁 麻疹等のアレルギーを起こしたことがあ る人で起きる可能性が高い。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「医薬品の場合、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレ ルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い

 …とあります。

 だから、「アレルギーの既往歴」が禁忌となるわけです。「適正使用」のテキストでも確認しておきましょう。

 参考:使用しない アレルギーの既往歴のある人

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「一旦発症すると病態は急速に悪化することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生 じ、死に至ることがある。」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「含嗽薬(うがい薬)は、その多くが唾液や粘液によって食道へ流れてしまうため、咽頭粘膜からの吸収 が少なく、ショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることはない。」ですが、誤った記述です。

 後半部分が間違っています。

 手引きには…、

 「咽頭の粘膜に適用する含嗽薬(うがい薬)等の場合は、その多くが唾液や粘液によって 食道へ流れてしまうため、咽頭粘膜からの吸収が原因で全身的な副作用が起こることは少 ない。」

 「ただし、アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽 薬(うがい薬) 等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。」

 …とあります。

 「1)薬の生体内運命」の「(a) 有効成分の吸収」の「② 内服以外の用法における粘膜からの吸収」からの出題です。チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

人体

 21問:消化器系

 22問:消化器系

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:泌尿器系

 26問:目

 27問:鼻及び耳

 28問:外皮系

 29問:骨格系及び筋組織

 30問:交感神経系

 31問:医薬品の吸収

 32問:医薬品の吸収・代謝

 33問:医薬品の代謝及び排泄

 34問:医薬品の体内での働き

 35問:剤形

 36問:ショック(アナフィラキシー)

 37問:肝機能障害

 38問:消化器系に現れる副作用

 39問:呼吸器系に現れる副作用

 40問:皮膚に現れる副作用

令和6年度 埼玉県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和6年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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