登録販売者 埼玉県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)第34問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「医薬品の体内での働き」についての問題です。「注記」の小難しい選択肢が1つありますが、これ以外の選択肢から、最終解答を導くことはできます。基本的な選択肢を落とさないようにしましょう。

埼玉県 第34問‐医薬品の体内での働き

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品の有効成分の血中濃度と薬効は比例関係にあり、薬効が頭打ちになることはない。」ですが、誤った記述です。

 んなーこたない選択肢です。そんな記述、テキストにはないです。

 手引きには…、

 「一度に大量の医薬品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取したりして血中濃度を高く しても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、薬効は頭打ちとなるが、」

 「一方、 有害な作用(副作用や毒性)は現れやすくなる。」

 …とあります。

 常識的に、判断してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品の有効成分の血中濃度はある時点でピークに達し、その後は低下していくが、これは代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度と同じになるからである。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度と同じになるからである」のところです。

 正しくは、「代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を 上回るためである」です。

 もし、代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度と同じだったら、血中濃度は下がらんですよね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは 細胞内液中に、一定以上の濃度で分布する必要がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「トランスポーターは細胞膜の脂質二重層を貫き、埋め込まれて存在する膜貫通タンパク質で、細胞膜の 外側から内側へ極性物質、イオンを選択的に運ぶ。 」ですが、正しい記述です。

 「トランスポーター」の「注記」からの出題です。

 手引きには…、

 「胞膜の脂質二重層を貫き、埋め込まれて存在する膜貫通タンパク質で、細胞膜の外側から内側へ極性物質、イオンを選択 的に運ぶ。」

 …とあります。

 この選択肢ができなくても、正解は可能です。ざっくり、見ておくだけでいいでしょう。たぶん、もう出ません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系

 22問:消化器系

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:泌尿器系

 26問:目

 27問:鼻及び耳

 28問:外皮系

 29問:骨格系及び筋組織

 30問:交感神経系

 31問:医薬品の吸収

 32問:医薬品の吸収・代謝

 33問:医薬品の代謝及び排泄

 34問:医薬品の体内での働き

 35問:剤形

 36問:ショック(アナフィラキシー)

 37問:肝機能障害

 38問:消化器系に現れる副作用

 39問:呼吸器系に現れる副作用

 40問:皮膚に現れる副作用

令和6年度 埼玉県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和6年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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