本問は、「医薬品」の「止瀉薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス等のビスマスを含む成分については、海外 において長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があり、1ヶ月以上継続使用しないこととされている。
間違っているのは、「1ヶ月以上継続使用しない」のところです。
正しくは、「1週間以上継続して使用しない」です。
数字は、常に狙われています。「医薬品の数字6」を一読をば。
また、「適正使用」の定番論点です。「連用しない各種」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質(カ ゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避 ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「止瀉成分(収斂成分)」の「タンニン酸アルブミン」の正しい記述です。
まとめ記事あります。「食べ物アレルギー系(牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ‐登録販売者」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、症状の改善がみられない場合、1~2週間服用を続ける必要がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「1~2週間服用を続ける必要がある」のところです。
正しくは、「使用は短期間にとどめ、2~3日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師 の診療を受けるなどの対応が必要である。」です。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
また、「ロペラミド塩酸塩」は、そこそこ要注意の医薬品なので、テキストを精読しておきましょう。「適正使用」でもよくよくでます。
参考:アレルギー症状のある人
参考:使用しない 小児
参考:運転操作しない
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ベルベリン塩化物等の腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用すると、 腸内環境を悪化させることがある」ですが、正しい記述です。
「ベルベリン塩化物」の正しい記述です。
手引きには…、
「腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用したり、症状が治まったのに漫然と服用したりすると、腸内細菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させることもあるので、」
「あくまで下痢の症状がある時、その症状を改善する必要のある間のみの服用にとどめるべきである。」
…とあります。
一般用医薬品は、医薬品の過剰摂取を避けるために、予防的に服用するものではないので、この点からも、解答できるかと思います。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする