令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「有効成分の吸収」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「一般に、内服薬の有効成分の消化管からの吸収は、濃度の高い方から低い方へ受動 的に拡散していく現象である。」ですが、正しい記述です。
その通りの記述です。全国的のよくよく出る記述です。
手引きには…、
「消化管からの吸収は、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。」
…とあります。
キーワードの「濃度の高い方から低い方」と「受動的」は、ガチで押さえておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「内服薬の有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用によっ て影響を受ける。」ですが、正しい記述です。
その通りの記述です。
手引きには、そのまんまですが…、
「有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物 や他の医薬品の作用によって影響を受ける」
…とあります。
テキストを確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成分は循環血液中に移行しやす い。」ですが、正しい記述です。
これまた、そのまんまですが、手引きには…、
「鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成 分は循環血液中に移行しやすく、」
「また、坐剤等の場合と同様に、初めに肝臓で代謝を受け ることなく全身に分布するため、全身性の副作用を生じることがある」
…とあります。
よく出る記述なので、押さえておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬でもショック(アナ フィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。 」ですが、正しい記述です。
その通りの記述です。
そのまんまですが、手引きには…、
「アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽 薬(うがい薬) 等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある」
…とあります。
ショック(アナフィラキシー)の生じるおそれのある成分ですが、点眼薬では、「メキタジン」があります。
んで、含嗽薬では、「クロルヘキシジングルコン酸塩」などがあります。
「ショック(アナフィラキシー)」は、しばしば出るようになっています。押さえておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「坐剤は、内服の場合よりも全身作用が現れるのが遅い。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「現れるのが遅い」のところです。
手引きには…、
「(坐剤は)肛門から医薬品を挿入することにより、直腸内で溶解さ せ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものである。」
「直腸の粘膜下には静脈が 豊富に分布して通っており、」
「有効成分は容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも 全身作用が速やかに現れる。」
…とあります。
定番論点なので、チェックしておきましょう。
こどもが高熱を出したときに座薬を使うのは、有効成分が直に循環血液に入って、即、効果が出るからですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「誤」です。
「誤っているもの」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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