本問は、「基本知識」の「医薬品の使用」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「人体に直接使用されない一般用医薬品では、使用する人の誤解や認識不足による 使い方や判断の誤りがあった場合でも、副作用につながることはない。」ですが、誤った記述です。
全部違いますね。
「医薬品」で学んだ殺虫剤の存在を思い出してください。
たとえば、「有機リン系殺虫成分」の「ジクロルボス」などは、大量に暴露すると、縮瞳、呼吸困難、筋肉麻痺等などの副作用がありました。
「人体に直接使用されない一般用医薬品」といえども、使い方を間違うと、副作用の原因となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよ う、使用する量や使い方が定められている」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
だからこそ、用法と用量を守ることが大事なわけです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「一般用医薬品の長期連用により精神的な依存が起こることがある。」ですが、正しい記述です。
一般用医薬品でも、依存が生じるので、長期連用のダメなものがあります。「麻薬性鎮咳成分」の「コデインリン酸塩」や「ジヒドロコデインリン酸塩」などです。
「医薬品」で学んだことを思い浮かべながら解答すると、ラクができます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「小児への使用を避けるべき医薬品であっても、大人用の用量の半分であれば、服用させてもよい。」ですが、誤った記述です。
実によく出る論点です。
たとえば、「アスピリン」などは、「15歳未満の小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている」ので、たとえ、半分にしても、不適切な摂取となります。
選択肢のいうような“誤った薬の認識”は、昔からよく出ています。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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