令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「基本知識」の「販売時コミュニケーション」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「一般用医薬品の情報提供は、使用する人に誤認が生じないよう正確な専門用語を用い、相手 によって表現を変えることのないよう注意して行う。」ですが、誤った記述です。
何となく違うなーという感じのする選択肢です。
手引きには…、
「専門家からの情報提供は、単に専門用語を分かりやすい平易な表現で説明するだけでなく、説明 した内容が購入者等にどう理解され、行動に反映されているか、などの実情を把握しながら行う ことにより、その実効性が高まるものである」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「一般用医薬品には、スポーツ競技におけるドーピングに該当する成分を含んだものはない」ですが、誤った記述です。
んなーこたない選択肢ですね。
手引きには…、
「スポーツ競技者については、医薬品使用においてドーピングに注意が必要である。」
「一般 用医薬品にも使用すればドーピングに該当する成分を含んだものがあるため、スポーツ競技者か ら相談があった場合は、専門知識を有する薬剤師などへの確認が必要である」
…とあります。
ちゃんとテキストを読んでおけば、即答ですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、登録販売者が適否を判断するのではないですよ。薬剤師等に確認するんですよ! 他県で出たので注意してください。
選択肢cの「第二類医薬品を販売する場合、登録販売者はその医薬品を使用する人として小児や高齢者、 妊婦が想定されるか確認するよう努めなければならない。」ですが、正しい記述です。
ちょっとだけ、応用問題です。
まずもって、手引きには、「第二類医薬品を販売する場合は、③~⑤の事項を販売する薬剤師又は登録販売者が確認するよう努めなければならない。 」とあります。
んで、そのですが、それは…、
「③ その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか」
「④ その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか」
「⑤ その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか 」
…となっています。
選択肢の記述は、③のものなので、登録販売者か薬剤師が確認する努力義務があります。
当該販売時のコミュニケーションのリストは、精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「一般用医薬品は、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、その医薬品に よって対処しようとする症状が現にあるか把握するよう努めることが望ましい」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「一般用医薬品は、すぐに使用する必要に迫られて購入されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、その販売等に従事する専門家においては、以下の点に関して把握に努めることが望ましい。」
「⑦ その医薬品がすぐに使用される状況にあるか(その医薬品によって対処しようとする症状等が現にあるか)」
「⑧ 症状等がある場合、それはいつ頃からか、その原因や患部等の特定はなされているか 」
…とあります。
今後、出そうな感じがします。精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:2
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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