14問‐福岡県 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、プラセボ効果についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

14問‐プラセボ効果

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:ア

 選択肢アの「プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをいう。」ですが、正しい記述です。

 プラセボ効果の定義文は、穴埋め問題でも、実によく出ます。キーワードの…、

 結果的又は偶発的

 薬理作用によらない作用

 偽薬効果

 …などは、確実に暗記しておきます。

 よって、選択肢の「ア」は、「正」と相なります。

解説:イ

 選択肢イの「プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている。」ですが、正しい記述です。

 これも、よく出ます!

 暗示効果

 条件付けによる生体反応

 自然緩解

 …も、押さえておきます。

 よって、選択肢の「イ」は、「正」と相なります。

解説:ウ

 選択肢ウの「プラセボ効果は、主観的な変化だけで、客観的に測定可能な変化として現れることはない。」ですが、誤った記述です。

 客観的に測定可能な変化として現れることがあります。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢の「ウ」は、「誤」と相なります。

解説:エ

 選択肢エの「医薬品は、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果を目的として使用されることが望ましい」ですが、誤った記述です。

 そもそも、医薬品の目的外使用は、不適切です。

 よって、選択肢の「エ」は、「誤」と相なります。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「誤」です。

 正しい組み合わせは、「1」と相なります。

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 1問:医薬品概論・・・「ふつう」。

 2問:リスク評価・・・「ふつう」。

 3問:健康食品・医薬品の安全性・・・「ふつう」。

 4問:食品・・・「ふつう」。

 5問:副作用・・・「ふつう」。

 6問:免疫反応・アレルギー・・・「ふつう」。

 7問:アレルギー・・・「ふつう」。

 8問:アルコールとの相互作用・・・「ふつう」。

 9問:食品との相互作用・・・「ふつう」。

 10問:小児・・・「ふつう」。

 11問:小児と医薬品・・・「ふつう」。

 12問:高齢者・・・「ふつう」。

 13問:妊婦等・・・「ふつう」。

 14問:プラセボ効果・・・「ふつう」。

 15問:一般用医薬品・・・「ふつう」。

 16問:コミュニケーション・・・「ふつう」。

 17問:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。

 18問:スモン訴訟・・・「ふつう」。

 19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。

 20問:CJD訴訟・・・「ふつう」。

H30 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・H30 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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