本問は、妊婦等についての出題です。テキストの精読は必須です。よく出ます。テキストの下線・太線は、必ず押えておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
1の「一般用医薬品の妊婦の使用については、添付文書において「相談すること」としているものが多い。」ですが、正しい記述です。
「医薬品」のところで、勉強するはずです。
「相談すること」は、たくさんあるのですが、試験によく出るものとして、滋養強壮薬の「ビタミンA」があります。
そのほか、「使用しない・服用しない」という注意書きも多いです。婦人薬の「 婦人薬(エストラジオール等)」や瀉下薬の「ヒマシ油」「センノシド」などがあります。
当該論点は、実によく出るところなので、意識して、テキストに当たってください。
こうした次第で、選択肢の「1」は、「正」と相なります。
2の「妊婦が便秘薬を使用する場合、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。」ですが、正しい記述です。
「便秘薬」に注意してください。
便秘薬とは、便秘を対象にしています。便秘とは、お通じの悪い状態です。
お通じをよくする薬は、瀉下薬(下剤)となります。
瀉下薬は、腸に急な動きをもたらすので、流産・早産を誘発するおそれがあります。
こうした次第で、選択肢の「2」は、「正」と相なります。
3の「医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られており、母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取することになる場合がある。」ですが、正しい記述です。
内服アレルギー用薬の「ジフェンヒドラミン塩酸塩」は、母乳を介して乳児に成分が移行し、「昏睡」が起きる恐れがあります。
母乳移行は、実によく出るので、テキストで目にしたら、付箋などを貼って、いつでも確認できるようにしておきましょう。
こうした次第で、選択肢の「3」は、「正」と相なります。
4の「胎盤には、胎児の血液と母体の血液が混ざらない仕組み(血液-胎盤関門)があるため、医薬品の成分が胎児に移行することはない。」ですが、誤った記述です。
移行します!だからこそ、妊婦さんは、飲む薬に注意しないといけないのです。難しく考えず、解答してください。
こうした次第で、選択肢の「4」は、「誤」と相なります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
誤っているものは、「4」と相なります。
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
1問:医薬品概論・・・「ふつう」。
2問:リスク評価・・・「ふつう」。
3問:健康食品・医薬品の安全性・・・「ふつう」。
4問:食品・・・「ふつう」。
5問:副作用・・・「ふつう」。
6問:免疫反応・アレルギー・・・「ふつう」。
7問:アレルギー・・・「ふつう」。
8問:アルコールとの相互作用・・・「ふつう」。
9問:食品との相互作用・・・「ふつう」。
10問:小児・・・「ふつう」。
11問:小児と医薬品・・・「ふつう」。
12問:高齢者・・・「ふつう」。
13問:妊婦等・・・「ふつう」。
14問:プラセボ効果・・・「ふつう」。
15問:一般用医薬品・・・「ふつう」。
16問:コミュニケーション・・・「ふつう」。
17問:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。
18問:スモン訴訟・・・「ふつう」。
19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。
20問:CJD訴訟・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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