本問は、「医薬品」の「毛髪用薬」についての問題です。生薬の選択肢が2つあります。生薬の選択肢ができないと正解できない問題です。んなもんで、生薬の勉強をしていないと、「お手上げ」なのですが、当該毛髪用薬の生薬は3~4個くらいしかないので、ここだけは、憶えておきたいところです。シッカリ復習しましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「毛髪用薬のうち、「壮年性脱毛症」等の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品において のみ認められている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「毛髪用薬のうち、配合成分やその分量等にかんがみて人体に対する作用が緩和なものについて は、医薬部外品(育毛剤、養毛剤)として製造販売されているが、」
「「壮年性脱毛症」「円形脱毛症」「粃糠性脱毛症」「瀰漫性脱毛症」等の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においてのみ認 められている。」
…とあります。
こういう「医薬品・医薬部外品」の別が全国的に出るようになっています。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「カルプロニウム塩化物は、末梢組織においてコリン作用を示し、発毛効果が期待され るが、コリンエステラーゼによる分解を受けやすいため、作用が持続しない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「コリンエステラーゼによる分解を受けやすいため、作用が持続しない。」のところです。
正しくは、「コリンエステラーゼによる分解を“受けにくく”、作用が“持続する”とされる。」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「カルプロニウム塩化物」ですが、副作用もあります。
「副作用として、コリン作用による局所又は全身性の発汗、 それに伴う寒気、震え、吐きけが現れることがある」は、チェックしておきましょう。
選択肢cの「カシュウは、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
「カシュウ」ですが、「頭皮における脂質代謝を高めて、余 分な皮脂を取り除く作用を期待」です。
選択肢の言う「血行促進、抗炎症などの作用を期待」は、「チクセツニンジン」です。
毛髪用薬の生薬は、費用対効果が高いので、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ヒノキチオールは、抗菌、抗炎症などの作用を期待して用いられる。」ですが、正しい記述です。
「ヒノキチオール」の正しい記述です。
先に述べたように、毛髪用薬の生薬は、押えておくべきです。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする