本問は、「医薬品」の「眠気を促す薬」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に関与する部位で神経細胞の刺激を介して、覚醒の維持や調節を行う働きを担っている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「ヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に大きく関与する部位において覚醒 の維持・調節を行う働きを担っているが、」
「抗ヒスタミン成分によりヒスタミンの働きが抑え られると眠気が促される」
…とあります。
こういう、さりげない記述も出るようになっているので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「ブロモバレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用があり、不眠症や不安 緊張状態の鎮静を目的に用いられ、近年は使用量が増加している」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「近年は使用量が増加している」のところです。
手引きには…、
「かつては不眠症や不安緊張状態の鎮静を目的にブロモバレリル尿 素が頻繁に用いられていたが、」
「ブロモバレリル尿素の大量摂取による自殺が日本で社会問題 になったことや、ベンゾジアゼピン系成分にその役割が取って代わられたことから、近年 は使用量が減少している。」
…とあります。
他県でも、出題されています。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行し て乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用す る場合には授乳を避ける必要がある」ですが、正しい記述です。
「ジフェンヒドラミン塩酸塩」の正しい記述です。
そこそこ禁忌のある成分なので、確実に押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮な どが現れることがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが 現れることがある。」
「特に15歳未満の小児ではそうした副作用が起きやすいため、抗ヒスタ ミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける」
…とあります。
禁忌は、意識して押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:4
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする