本問は、「医薬品」の「痛みや発熱が起こる仕組み」についての問題です。すべて基礎・基本事項です。テキストをきっちり読み込んでおきます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
「(a) 解熱鎮痛成分」からの出題です。
プロスタグランジンに関する記述は、小難しいですが、よく出るようになっています。
何度か精読しておくべきです。
選択肢1の「プロスタグランジンは、ホルモンに似た働きをする物質で、病気や外傷があるときに 活発に産生されるようになり、体の各部位で発生した痛みが脳へ伝わる際に、そのシグ ナルを増幅することで痛みの感覚を強めている」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「プロスタグランジンは、脳の下部にある体温を調節する部位(温熱中枢)に作用して、 体温を通常よりも高く維持するように調節する」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「化学的に合成された解熱鎮痛成分は、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生 を抑制することにより、解熱作用を示す」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「プロスタグランジンの産生 を“抑制”」です。変えられるところなので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「化学的に合成された解熱鎮痛成分は、腎臓における水分の再吸収を促し、循環血流量 を増加させることにより、発汗を抑制する作用もある」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「発汗を抑制する作用」のところです。
正しくは、「発汗を促進する作用」です。
手引きには…、
「解熱に関しては、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生抑制作用のほか、」
「腎臓に おける水分の再吸収を促して循環血流量を増し、発汗を促進する作用も寄与している。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
手引きの「腎臓に おける水分の再吸収を促す」のところも、チェックしておきましょう。出題実績あります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「誤っているもの」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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