令和5年度(2023年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「ビタミン成分を含む製剤」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「リボフラビン酪酸エステルを主薬とする製剤を摂取することによって、尿が黄色く なることがある。」ですが、正しい記述です。
「リボフラビン酪酸エステル」ですが、これは、「ビタミンB2」です。
ビタミンB2の摂取により、尿が黄色くなる ことがあります。
本問のように、別名での出題もあるので、両方の名称を押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる女性及び妊娠を希望する女性は、 胎児に先天異常を起こす危険性が高まるため、ビタミンAの過剰摂取に留意する必要 がある。」ですが、正しい記述です。
「ビタミンA」の正しい記述です。
当該ビタミンAの禁忌は、「基本知識」や「適正使用」でも出るので、ガチ暗記してください。
また、数字もあるので、「医薬品の数字10」を参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「アスコルビン酸を主薬とする製剤は、 抗酸化作用を示し、しみ、そばかすや歯ぐき からの出血・鼻血の予防に用いられる。」ですが、正しい記述です。
選択肢の言う「アスコルビン酸」ですが、「ビタミンC」で、その正しい記述です。
身近なビタミンゆえに、よく出題されています。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「トコフェロールは、下垂体や副腎系に作用し、ホルモン分泌の調節に関与するとさ れ、主薬製剤の服用後、ときに生理が早く来たり、経血量が多くなったりすることが ある。」ですが、正しい記述です。
選択肢の言う「トコフェロール」は、「ビタミンE」のことです。
ビタミン成分の副作用は、あまり出てなかったのですが、本問のように、問われるようになっています。
今後も出そうなので、シッカリ押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、手引きには…、
「ビタミンEは下垂体や副腎系に作用してホルモン分泌の調節に関与するとされており、」
「ときに生理が早く来たり、経血量が多くなったりすることがある。」
「この現象は内分泌のバランス調整による一時的なものであるが、出血が長く続く場合には他の原因による不正出 血も考えられるため、医療機関を受診して専門医の診療を受けるな どの対応が必要である。」
…とあります。
できれば、「受診勧奨」まで、押えておきましょう。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
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