午前第35問‐秋田県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和5年度(2023年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「浣腸薬」についての問題です。基本問題です。テキストを精読しておきましょう。難しいところはありません。

午前第35問‐浣腸薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「注入剤を注入した後は、できるだけすぐに排便を試みる。」ですが、誤った記述です。

 んなーこたないという選択肢です。

 間違っているのは、「できるだけすぐに排便を試みる」のところです。

 手引きには…、

 「薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られない ことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。」

 「薬液が漏れ出しそうな場合は肛門を脱脂 綿等で押さえておくとよい」

 …とあります。

 「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「注入剤を半量で使用した場合、残量は再利用せず廃棄する」ですが、正しい記述です。

 手引きには…、

 「半量等を使用する用法がある場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後 は廃棄する。」

 …とあります。

 まあ、一度使った物を、再度、使いたくないですよね。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「直腸内に適用される医薬品であり、剤形には注入剤(肛門から薬液を注入するもの) のみが存在する。」ですが、誤った記述です。

 浣腸薬には、注入剤と座薬の2つがあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときにグリセリンが配合された 浣腸薬 を使用すると、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。」ですが、正しい記述です。

 「グリセリン」の正しい記述です。

 なお、手引きの全文を挙げると…、

 「グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、」

 「グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起 こす、また、腎不全を起こすおそれがある。

 「痔出血の症状がある人では、使用する前にその 適否につき、治療を行っている医師等に相談がなされるべきである」

 …となっています。

 「適正使用」でも出るところなので、テキストを精読しておきましょう。

 参考:相談すること 次の症状がある人

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ

 22問:かぜ薬及びその配合成分

 23問:解熱鎮痛成分

 24問:解熱鎮痛薬

 25問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 26問:漢方処方製剤‐小児の疳

 27問:鎮咳去痰薬

 28問:漢方処方製剤‐鎮咳去痰

 29問:口腔咽喉薬及び含嗽薬

 30問:制酸薬

 31問:止瀉成分

 32問:瀉下成分

 33問:腸の不調に対する薬や受診勧奨

 34問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 35問:浣腸薬

 36問:駆虫薬

 37問:強心作用のある生薬成分

 38問:脂質異常症及び高コレステロール改善薬

 39問:貧血用薬

 40問:ユビデカレノン(コエンザイムQ10)

 41問:痔疾用薬

 42問:泌尿器用薬及びその配合成

 43問:月経

 44問:漢方処方製剤 婦人薬

 45問:にきび、吹き出と抗菌作用

 46問:鼻に用いる薬

 47問:点眼薬

 48問:眼科用薬

 49問:皮膚に用いる薬

 50問:角質軟化薬と保湿成分

 51問:抗真菌作用

 52問:毛髪用薬

 53問:喫煙習慣と禁煙補助剤

 54問:ビタミン成分を含む製剤

 55問:滋養強壮保健薬

 56問:漢方薬

 57問:消毒薬

 58問:衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤

 59問:殺虫剤・忌避剤

 60問:一般用検査薬

令和5年度 秋田県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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