令和5年度(2023年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬」についての出題です。すべてよく問われる定番の論点なので、全選択肢が解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「サリチル酸系解熱鎮痛成分において特に留意されるべき点は、ライ症候群の発生が 示唆されていることであり、アスピリンは、小児に対しては、いかなる場合も一般用 医薬品として使用してはならない。」ですが、正しい記述です。
「アスピリン」の正しい記述です。
解熱鎮痛成分の禁忌は、ガチで押えておきましょう。昔から、ずっと出ています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「イソプロピルアンチピリンは、現在、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分 である。」ですが、正しい記述です。
「イソプロピルアンチピリン」の正しい記述です。
“アンチ”ピリンなのに、「一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分」です。
受験生が混乱するのか、実によく出ます。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「頭痛が頻繁に出現して24時間以上続く場合や、一般用医薬品の解熱鎮痛薬を使用 しても痛みを抑えられない場合は、自己治療で対処できる範囲を超えていると判断さ れる。」ですが、正しい記述です。
「受診勧奨」の正しい記述です。
他県でも、出題実績があるので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「頭痛の発症とその程度には、頭痛が起こるのでないかという不安感も含め、心理的 な影響が大きいため、解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が現れる前に予防的に使用すべきで ある」ですが、誤った記述です。
解熱鎮痛薬に限らず、医薬品は、予防的に使用することは、薬の過剰摂取となるので、不適切となっています。
少々長いですが、手引きには…、
「頭痛については、頭痛が頻繁に出現して24時間以上続く場合や、一般用医薬品を使用して も痛みを抑えられない場合は、自己治療で対処できる範囲を超えていると判断される。」
「特に、 頭痛の頻度と程度が次第に増してきて耐え難くなった場合や、これまで経験したことがないよ うな突然の激しい頭痛、手足のしびれや意識障害などの精神神経系の異常を伴う頭痛が現れた ときには、くも膜下出血等の生命に関わる重大な病気である可能性が疑われる。」
「なお、頭痛の発症とその程度には、頭痛が起こるのでないかという不安感も含め、心理的な 影響が大きい。」
「解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が軽いうちに服用すると効果的であるが、症状が現 れないうちに予防的に使用することは適切でない。」
「解熱鎮痛薬の連用により頭痛が常態化する ことがあるので注意を要する。」
「また、解熱鎮痛薬を使用したときは症状が治まるものの、しば らくすると頭痛が再発し、解熱鎮痛薬が常時手放せないような場合には、薬物依存が形成され ている可能性も考えられる。」
「医薬品の販売に従事する専門家は、家族や周囲の人の理解や協力 も含め、医薬品の適正使用、安全使用の観点からの配慮することが重要である。」
…とあります。
これらの記述も重要なので、ガチ暗記は無用ですが、精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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