本問は、「適正使用」の「副作用情報等の収集、評価及び措置」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「血液製剤によるHIV感染被害を契機として、世界保健機関(WHО)加盟各国を中心に WHО国際医薬品モニタリング制度が確立された。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「HIV感染被害」のところです。
正しくは、「サリドマイド薬害事件」です。
手引きには…、
「1961年に起こったサリドマイド薬害事件を契機として、医薬品の安全性に関する問題を世 界共通のものとして取り上げる気運が高まり、1968年、世界保健機関(WHO)加盟各国を 中心に、各国自らが医薬品の副作用情報を収集、評価する体制(WHO国際医薬品モニタリング 制度)を確立することにつながった」
…とあります。
ほとんどでなかった記述です。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、副作用等が疑われる事例に直接に接する医薬 関係者からの情報を広く収集することによって、医薬品の安全対策のより着実な実施を図る ことを目的としている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
こういう記述は、まあ、だいたい突っ込まれることもなく、ふつうに正しいとなります。
難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「登録販売者は、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく副作用等の報告を行う医 薬関係者に位置付けられていない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医 薬関係者に位置付けられていない」のところです。
登録販売者も、医薬関係者にカウントされています。
手引きには…、
「2006年6月の薬事法改正よる登録 販売者制度の導入に伴い、登録販売者も本制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけ られている。」
…とあります。
そんな仲間外れにしなくていいですよね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「一般用医薬品に関しても、承認後の調査が製造販売業者等に求められている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「一般用医薬品に関しても、承認後の調査が製造販売業者等に求められており、副作用等の発 現状況等の収集・評価を通じて、承認後の安全対策につなげている。」
…とあります。
「基本知識」で出てきた「製造販売後の調査及び試験の実施の基準 Good Post-marketing Study Practice (GPSP) 」を思い出してください。
参考:「リスク評価基準」の憶え方‐GLP、GCP、GPSP、GVP
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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