午後12問‐愛知県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「医薬品の吸収」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後12問‐医薬品の吸収

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「消化管における有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用による 影響を受ける。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「経皮吸収製剤は、適用部位に対する局所的な効果を目的としているため、全身作用を目的 として設計された経皮吸収製剤はない。」ですが、誤った記述です。

 手引きには…、

 「坐剤、経皮吸収製剤等では、適用部位から吸収された有効成分が、循環血液中に移行して全身作用を示すことを目的として設計されたものも存在する

 …とあります。

 あまり出ないところですが、解けるようにはなっておきましょう。併せて、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成分が循環血液中に移行しやすく、全 身性の副作用を生じることがある」ですが、正しい記述です。

 点鼻薬でも、全身性の副作用が生じます。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「含嗽薬(うがい薬)では、咽頭粘膜からの吸収が原因で全身的な副作用が起こることは少 ない」ですが、正しい記述です。

 正しい記述ですが、ここだけ読んでも???なので、手引きを抜粋しておきます。

 「咽頭の粘膜に適用する含嗽薬(うがい薬)等の場合は、その多くが唾液や粘液によって食道へ流れてしまうため、咽頭粘膜からの吸収が原因で全身的な副作用が起こることは少ない。」

 「ただし、アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬(うがい薬)等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。

 …となっています。

 ショック(アナフィラキシー)は、全身性の副作用です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、ショック(アナフィラキシー)は、よく出るようになったので、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」を一読ください。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「誤ったもの」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 午後1問:膵臓及び膵液

 午後2問:消化器系

 午後3問:小腸

 午後4問:胃

 午後5問:血液

 午後6問:泌尿器系

 午後7問:目

 午後8問:耳と鼻

 午後9問:外皮系

 午後10問:骨格系及び筋組織

 午後11問:神経系

 午後12問:医薬品の吸収

 午後13問:代謝及び排泄

 午後14問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解

 午後15問:全身に現れる副作用

 午後16問:消化器系に現れる副作用

 午後17問:呼吸器系に現れる副作用

 午後18問:感覚器系に現れる副作用

 午後19問:剤形

 午後20問:医薬品の副作用

令和3年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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