午後20問‐愛知県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「医薬品の副作用」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後20問‐医薬品の副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、細菌やウイルスの感染に対す る抵抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、倦怠感等の症状を呈することがある。」ですが、正しい記述です。

 一般用医薬品では、「ステロイド性抗炎症薬」が知られています。

 チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品の副作用による震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状は、医薬品の大 量服用や長期連用等、不適正な使用が原因で発症するため、通常の用法・用量を守っていれ ば発症することはない」ですが、誤った記述です。

 「精神神経症状」ですが、手引きには…、

 「医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用が なされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「接触皮膚炎は医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりして いることが多い」ですが、正しい記述です。

 「接触皮膚炎」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「薬疹は、アレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることもある」ですが、正しい記述です。

 「薬疹」は、あらゆる医薬品で起きる可能性があります。

 また、選択肢の言うように、これまでに出なかった人でも、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがあるので、注意が必要です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:5

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人体

 午後1問:膵臓及び膵液

 午後2問:消化器系

 午後3問:小腸

 午後4問:胃

 午後5問:血液

 午後6問:泌尿器系

 午後7問:目

 午後8問:耳と鼻

 午後9問:外皮系

 午後10問:骨格系及び筋組織

 午後11問:神経系

 午後12問:医薬品の吸収

 午後13問:代謝及び排泄

 午後14問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解

 午後15問:全身に現れる副作用

 午後16問:消化器系に現れる副作用

 午後17問:呼吸器系に現れる副作用

 午後18問:感覚器系に現れる副作用

 午後19問:剤形

 午後20問:医薬品の副作用

令和3年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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