午後1問‐愛知県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「膵臓及び膵液」についての問題です。小難しい選択肢が1つあり、判断に悩みます。解ける選択肢に尽力してください。復習だけはしておきましょう。

午後1問‐膵臓及び膵液

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「膵臓は胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を大腸へ分泌する。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「大腸」のところです。

 正しくは、「十二指腸」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「膵液は弱アルカリ性で、胃で酸性となった内容物を中和するのに重要である」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。膵液は、弱アルカリ性です。よく、酸性とか中性に変えられるので、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを分解する酵素の供給を担う内分泌腺で あるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌 する役割を担う消化腺でもある」ですが、誤った記述です。

 選択肢の記述は、消化腺と内分泌腺が入れ替わっています。

 手引きには…、

 「膵臓は、“消化腺”であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する“内分泌腺”でもある」

 …とあります。

 消化酵素を分泌するのが「消化腺」です。

 ホルモンを分泌する方が「内分泌腺」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、消化腺については、「消化腺 語呂合わせ」も、参考にしてください。

選択肢d

 選択肢dの「膵液は、デンプンを分解するアミラーゼ(膵液アミラーゼ)、脂質を分解するリパーゼな ど、多くの消化酵素を含んでいる」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 アミラーゼ・リパーゼといった「人体」のカタカナ語は、遺漏なく、押えておきましょう。ここだけで1点です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 午後1問:膵臓及び膵液

 午後2問:消化器系

 午後3問:小腸

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 午後5問:血液

 午後6問:泌尿器系

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 午後8問:耳と鼻

 午後9問:外皮系

 午後10問:骨格系及び筋組織

 午後11問:神経系

 午後12問:医薬品の吸収

 午後13問:代謝及び排泄

 午後14問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解

 午後15問:全身に現れる副作用

 午後16問:消化器系に現れる副作用

 午後17問:呼吸器系に現れる副作用

 午後18問:感覚器系に現れる副作用

 午後19問:剤形

 午後20問:医薬品の副作用

令和3年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

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