第23問‐令和4年度(2022年度)下期午後筆記の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第23問は、筆記の定番論点の「電流減少係数」の問題です。「表」を暗記するだけの問題です。文系でも余裕で取れるので、ガチで押えておきましょう。

第23問‐電流減少係数

 

 (クリックして拡大。)

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。

解説

 

 上記画像を憶えていれば、即、取れる問題です。ガチ暗記してください。

 攻略ページは、「電流減少係数の数字の2つの憶え方」です。

選択肢イ

 イの「2本・・・0.80」ですが、誤った記述です。

 本問は、2本なので、「3本以下」に該当します。

 先の「表」に当たれば、「3本以下」の電流減少係数は、「0.7」となります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢ロ

 ロの「4本・・・0.63」ですが、正しい記述です。

 本問は、4本なので、「4本」に該当します。

 先の「表」に当たれば、「4本」の電流減少係数は、「0.63」となります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢ハ

 ハの「5本・・・0.56」ですが、正しい記述です。

 本問は、5本なので、「5本または6本」に該当します。

 先の「表」に当たれば、「5本または6本」の電流減少係数は、「0.56」となります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢ニ

 ニの「6本・・・0.56」ですが、正しい記述です。

 本問は、6本なので、「5本または6本」に該当します。

 先の「表」に当たれば、「5本または6本」の電流減少係数は、「0.56」となります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「イ」は「誤」です。

 「ロ」は「正」です。

 「ハ」は「正」です。

 「ニ」は「正」です。

 本問は、「誤っているものはどれか?」なので…、

 正解:イ

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


筆記過去問リスト

 第1問から第30問までは、「一般問題」です。

 第31問から第50問までは、「配線図」です。

一般問題

 1問:電圧計算・・・「ふつう」。

 2問:抵抗文章問題・・・「ふつう」。

 3問:熱量計算・・・「ふつう」。

 4問:交流回路の力率・・・「難」

 5問:Y(スター)結線・・・「ふつう」。

 6問:電圧降下・・・「ふつう」。

 7問:電力損失・・・「ふつう」。

 8問:許容電力計算・・・「ふつう」。

 9問:幹線許容電流・・・「ふつう」。

 10問:分岐回路・・・「ふつう」。

 11問:プルボックス・・・「ふつう」。

 12問:ビニルコード・・・「ふつう」。

 13問:工事と工具・・・「ふつう」。

 14問:三相誘導電動機・・・「ふつう」。

 15問:ヒューズ・・・「ふつう」。

 16問:ケーブル写真鑑別・・・「ふつう」。

 17問:器具写真鑑別・・・「やや難」。

 18問:測定器写真鑑別・・・「ふつう」。

 19問:電線相互の終端接続・・・「ふつう」。

 20問:工事の種類の施設場所・・・「ふつう」。

 21問:異時点滅・・・「難」。

 22問:D種接地工事省略・・・「ふつう」。

 23問:電流減少係数・・・「ふつう」。

 24問:測定器の用途・・・「ふつう」。

 25問:単相3線式回路 開閉器・・・「ふつう」。

 26問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。

 27問:クランプ形漏れ電流計・・・「ふつう」。

 28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。

 29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。

 30問:一般用電気工作物・・・「ふつう」。取る。

配線図

 31問:ペンダント図記号・・・「ふつう」。

 32問:図記号当て・・・「ふつう」。

 33問:コンセント当て・・・「ふつう」。

 34問:工事方法・・・「ふつう」。

 35問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。

 36問:接地工事・・・「ふつう」。

 37問:最少電線本数・・・「難」。

 38問:PF22・・・「ふつう」。

 39問:小勢力回路・・・「ふつう」。

 40問:配線図記号・・・「ふつう」。

 41問:差込形コネクタ当て・・・「難」。

 42問:スリーブ当て・・・「難」。

 43問:ケーブル当て・・・「難」。

 44問:スリーブ当て・・・「難」。

 45問:接続写真鑑別・・・「難」。

 46問:資料読み取り写真鑑別・・・「ふつう」。

 47問:未使用工具・・・「ふつう」。

 48問:未使用スイッチ・・・「ふつう」。

 49問:未使用器具・・・「ふつう」。

 50問:コンセント当て・・・「ふつう」。

第2種電気工事士 合格の生命線‐独学向け教材

 

 憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。

 独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。

 教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、

 筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、

 筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。

 技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、

 技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、

 技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。

 (教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。

 (「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)

第2種電気工事士 技能 独学 補助教材

 第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。

 とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。

 高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。

 利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。

 独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。

 わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。

 独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。

 次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。

 多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。

 これは、独学に関係なく、有用かと思います。

 さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、

 ・ホーザン(HOZAN) 合格クリップ P-926

 ・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用

 …です。

 クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。

 んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。

 なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。

 独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

 教材にお金を惜しんではいけません。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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