お勉強では、応用的なこともしていかなければいけません。
しかし、勘違いしてほしくないのは、応用的な演習は「必ずやらねばならない」わけでないということです。
応用演習といえども、まずは「テキスト、過去問、基本問題集」ありきなのでございます。
正直な話、合格に直結する勉強というのは、過去問、テキスト、基本問題集の順になっているのでございます。あとは模試の復習でありましょうか。
逆にいえば、これらを完成させるために、充実させるために応用演習はあるのでございます。
「応用」だけを独り歩きさせてはならないのでございます。
事実として、応用演習をしないで合格してしまう人だっているのです。
時間の都合で過去問までしかやれず、応用問題集まで手が回らないまま試しに受験したら、合格してしまったという話をよく聞きます。
ここがポイントなのでございます。
過去問と基礎レベルの問題集をやっただけで合格する人がいる反面、応用演習をしたが不合格になる人もいるわけでございます。
実をいうと、「テキスト、過去問、基本問題集」が十分でないなら、応用演習をしたところで不合格になってしまうのでございます。
応用演習をしたけれど不合格になった人というのは、足元が固まっていないのに応用演習に入った人なのです。
応用演習で身につける応用力なんてものは、テキスト・過去問レベルの基礎力がしっかりしていないと、まったく実力に転化しないことを肝に銘じて欲しく存じます。
しっかりした土台があるからこそ、立派な建物が出来上がるのと同様の理屈でございます。
労力、時間、コストの面から考えて、基本問題集、過去問、テキストの3つが不安でしたら、応用的な演習に入るべきではないのでございます。
基礎なき応用演習は、混乱して余計な苦労を背負い込むだけでございます。
いったん立ち止まってでも、総復習をすることをご助言いたします。
ざっとでも全部見直せば、これまで蓄えた知識はキチンと整理され、応用演習時だけでなく本試験でもしっかり思い出せる記憶に生長します。
基礎なきままで、予想問題集やハイレベル問題集といった応用演習に入らないよう、注意してくださればと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年1月31日 12:28 AM |
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毎日コツコツが、お勉強のコツでございます。
やはり、安定して実力を伸ばせるのは、コツコツしかございません。
もちろん、短期で効率よく勉強することもできますが、安定度・確実性に欠けるものでございます。
コツコツは、お勉強の王道でございますが、どうしても飽きてくるものでございます。
また、独学では繰り返しがお勉強のベースにございますから、ルーティン化してしまいます。
そのため一層、飽きに拍手がかかるのでございます。
飽きてくると、最初の段階では気合で何とかなります。
「気合!気合!気合!気合だ〜!」と動物のように活を入れれば、なんとかお勉強を再開できるものでございます。
しかし、第2段階の飽きになりますと、気合では対処できなくなります。精神力の出番でございます。
努力の真の意味や心の強さへの意向を深めていくことで、飽きを和らげます。
さて、最終段階の3段階目になりますと、精神力では敵いません。自己分析の世界に入ってしまいます。
「わたしの人生の目的と目標はこうである。これこれするためには、これが必要である。だから、こうしていこう!」という風に、功利的に自分を鼓舞していくものでございます。
しかし、崇高な目的はどこへやら、それでも飽きるのがわたくしたちでございます。
飽きれ果てるのでございます。
お勉強をしていくと、どうしてもこういう状態になるものでございます。
わたくしがススメにて、ストレッチの効用やお菓子パワーの威力、整理整頓掃除の効果を述べたり、散歩の効能から暖や涼しさの取り方、お勉強の小道具までお話いたしますのは、まさに、飽き対策なのでございます。
最近では、腕振り体操にいたく執着しているわたくしでありますが、これも、健康効果というよりかは、毎日に飽きないようにやっているものでございます。
商いは飽きないといいますように、飽きこそすべての大敵なのでございます。いわば、飽きない様に、飽きさせないようにするのが、生きるうえでの上質のコツといえるのでございます。
商売然りビジネス然り、お付き合い然り、夫婦関係家族関係然りでございます。
お勉強も、飽きこそ注意しなければならないのでございます。
わからないとか憶えないという問題は、実は、カンタンなのでございます。やればできます。
飽きこそ、お勉強の真の敵であることをご理解頂ければと存じます。飽きるからやれない、やれないからできないのでございます。
わたくしは、意識が変わるなら何でもするようにと、ご助言したく存じます。
一見馬鹿らしいと思っても、意識が変わるなら、さわりだけでもやって見るべきなのでございます。
やるかやらないかの基準を、「意識変化」に置くのがよいのでございます。そして、少しでも意識が変わるなら、やってみるが良かろうと思います。
しょう油をかけるのをウスターソースにしてみるという、変化でも結構でございます。(冷奴は意外にソースとあいます。)
意識が変わりそうなことの蓄積が、人生をうまく過ごす秘訣ではないかと思う次第でございます。
意識の変化は、お勉強の飽き対策だけではないのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年1月30日 5:25 AM |
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自分の全力を賭ける、というのはよいことでございます。
全力を尽くすからこそ、自分の力量の上限が上がっていくものでございます。
筋肉トレーニングも、負荷をかけないと筋肉はついてきません。
全力を尽くす、一期一会の精神、いま一時の心、というのは、生きる上では大切な方針なのでございます。隣で寝ている人に尽くしているかと自問してほしく存じます。
さて、とはいえ、毎日の勉強は100%でなくてもよいのでございます。
100%の力を発揮するときは、本試験の日、ただ1日でございます。
まあ、本試験以外には模試の日くらいでありましょう。
その他の残った日は、てきとーくらいでお勉強を進めればよいのでございます。
毎日100%やれば、早晩燃え尽きることでしょう。毎日アクセル全開100km/hで数百キロ走れば、どんな新車でもポンコツになることでしょう。
日々のお勉強では、てきとー感が大切なのでございます。
資格試験とは、実務試験の一種でございます。
ですから、本試験では、実際の処理能力も試されております。
どのように問題を処理していくかを試すことで、実際の実務能力も計っているのです。
一般的に実務遂行能力で大事なことは、できるところとできないところを見抜くことです。
できないものを延々と抱えていることほど、無駄なことはありません。
同僚に聞くか、できる上司に聞いてみるか、それか関係各所に尋ねていくべきでございます。
できないものは、できないなりに対処しなければいけないのでございます。
メリハリこそが、効率よく作業を進めていくポイントでございます。
本試験では、出題実績のある箇所はシッカリと仕上げ、出るかどうか曖昧なところは手当て程度で済まし、出題実績のないところは無視するといったやり方を取らないと、効率よく点数を取ることができません。
実はこうした試験の出題様式こそ、できるかできないかを判断できる目の有無をチェックしているのでございます。
試験でさえそうなのですから、実際の学習においても毎日を完全に仕上げようとするよりかは、「てきとー」くらいの心持ちで臨んでもよいのでございます。
お勉強にも、実務の視点でございます。
実務的な考えを身につけるためにも、てきとーをお勧めする次第でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年1月29日 5:31 PM |
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