独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

てきとー論

自分の全力を賭ける、というのはよいことでございます。
全力を尽くすからこそ、自分の力量の上限が上がっていくものでございます。
筋肉トレーニングも、負荷をかけないと筋肉はついてきません。
全力を尽くす、一期一会の精神、いま一時の心、というのは、生きる上では大切な方針なのでございます。隣で寝ている人に尽くしているかと自問してほしく存じます。
さて、とはいえ、毎日の勉強は100%でなくてもよいのでございます。
100%の力を発揮するときは、本試験の日、ただ1日でございます。
まあ、本試験以外には模試の日くらいでありましょう。
その他の残った日は、てきとーくらいでお勉強を進めればよいのでございます。
毎日100%やれば、早晩燃え尽きることでしょう。毎日アクセル全開100km/hで数百キロ走れば、どんな新車でもポンコツになることでしょう。
日々のお勉強では、てきとー感が大切なのでございます。
資格試験とは、実務試験の一種でございます。
ですから、本試験では、実際の処理能力も試されております。
どのように問題を処理していくかを試すことで、実際の実務能力も計っているのです。
一般的に実務遂行能力で大事なことは、できるところとできないところを見抜くことです。
できないものを延々と抱えていることほど、無駄なことはありません。
同僚に聞くか、できる上司に聞いてみるか、それか関係各所に尋ねていくべきでございます。
できないものは、できないなりに対処しなければいけないのでございます。
メリハリこそが、効率よく作業を進めていくポイントでございます。
本試験では、出題実績のある箇所はシッカリと仕上げ、出るかどうか曖昧なところは手当て程度で済まし、出題実績のないところは無視するといったやり方を取らないと、効率よく点数を取ることができません。
実はこうした試験の出題様式こそ、できるかできないかを判断できる目の有無をチェックしているのでございます。
試験でさえそうなのですから、実際の学習においても毎日を完全に仕上げようとするよりかは、「てきとー」くらいの心持ちで臨んでもよいのでございます。
お勉強にも、実務の視点でございます。
実務的な考えを身につけるためにも、てきとーをお勧めする次第でございます。

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随所に主となれ

禅の言葉に「随所に主となれ」という言葉があります。
テキストや問題集が勉強するのではありません。
ほかでもない「わたし」が勉強するのですから、勉強内容に気圧され受身になっていてはいけないというわけでございます。
受身になっていると、問題演習から十分に果実を引き出せられないものなのでございます。
問題演習とは、いわば、本試験という相手を知る作業でございます。
お勉強で解く問題とは、本試験に出た問題、本試験に出そうな問題、本試験で問われてもおかしくない問題ばかりでございます。
本試験とまったくかかわりのないことで問題を作る業者は、そういないかと存じます。いたとしたらかなりの悪質な業者か、器用な業者でありましょう。
わたしたちが解いている問題のどこかしこで、本試験・過去問と繋がっているものなのでございます。
問題演習は、孫子でいう「敵を知り」の理で行うものなのでございます。
もちろん、演習によって知識や考え方を身につけるという面もございます。とはいえ、1番大きいのは、やはり出題の有様を知ることであります。
こういうことが、こういう風に問われるのね、と本試験を把握するのが、問題演習の本質なのでございます。
しかし、受身の姿勢であると、この「知る」がうまく行かないのでございます。
目に見えるところだけで満足してしまい、もう一歩踏み込めないのでございます。
正味な話、「敵」たる本試験の内容を知ると、勉強がどんどん楽になっていきます。
このぐらいのレベルが標準なのね、という基準が出来上がれば、それだけでぐっと不安は小さくなるのでございます。
(本試験なんて)こんなもんかあという開き直りほど、心強いものはありません。こうした境地に到達すると、楽しみながら本試験が受けられるものでございます。
試験のひっかけや問題の出し方、問題の構成までも味わいながら、解答を進めることになるのでございます。
しかし、受身を取り続けると、この楽さ加減を享受できないのでございます。
また、本試験の特有のプレッシャーやひっかけに足を取られ、自分の実力を引き出せられないまま、敗退してしまうのでございます。
本試験というのは、結局のところ、自分がどうするかに話が収斂されていきます。
ですから、有象無象の情勢に心動かされることない練習が必要なのでございます。
仕事が溜まっていたり、流しに大量の洗い物が残っていても、それを克己してお勉強に臨むことで、本試験で動じない心を練っているのでございます。
そう思えば、多少のサボりも良心の咎めが軽くなるかと存じます。

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腕振り体操効果報告−11

恒例の腕振り体操のご報告でございます。
何しろ、やるたびに何か新しい発見があるため、11週間もお付き合いをしてもらっております。
個人的には、実に体の調子がよくなるので、腕振りが欠かせないものなっております。
最近は、朝起きる時間を早めにして、腕振り時間を確保しているわたくしでございます。
さて、先だってのススメでは、「夜寝る前に500回」の実験をすると申しましたが、中止です。
というのも、実感の度合いを深めたことがあるからです。
それは、寒さの耐性でございます。
先週にも申しましたように、腕振り体操を朝起きてから500回やると、あまり寒さを感じなくなり、1日中ポカポカしますよという趣旨のことは申しました。
その時分は暖冬のためか、なんとも暖かかったこともあり、わたし自身が「ま、プラシーボ効果であろう」と思っていたのでございます。
ちなみに、プラシーボ効果とは、思い込みの力のことでありまして、同じ薬でも効くと思って飲むのとそうでないのでは、効果の現れ方が違っている現象を指しております。
個人的には、わたくしは思い込みの激しい性格でありますので、「体温上昇効果がある」と独り合点しているのだろうと、分析していたのでございます。
しかし、今週から急激に冷え込みまして、雪やら霰やらが降った毎日でございます。当然、気温もがくんと落ち込み、冷え込みがきびしくなったのでございます。
こうした気温の変化があったのに、寒さがそれほど身に堪えなくなっていたのでございます。
明らかに寒さに耐性が出来上がっていたのでございます。
まず、薄着でございます。ついで、くつしたの二枚履きもなくなりました。寝るときには、パジャマ一枚でございます。寝巻き+トレーナー+マフラー+帽子+電気アンカで就寝していた昨年とは大違いなのでございます。
1回だけ寒いな!と思ったことがございます。なんてことはないのですが、空気の入れ替え時の窓の閉め忘れのときだけでありました。それ以外は、正直、寒さをそれほど感じないのでございます。余裕をもって、今夜は冷え込むなあと思う程度なのでございます。
年を取ると寒さが堪えると申しますが、今年は一変して、へっちゃになっているわたくしなのでございます。
朝500回、とにかく済ませてしまうと、外出時の「おおー寒!」という感じ方がなくなります。ついでに、体の芯まで冷えるという現象がなくなります。
これには、当に本人が驚いた次第でございます。体感温度が2〜3度、それも一日中違ってくると実感した次第でございます。
下手なカイロよりも効くと考えている次第でございます。
特に冷え性の方には、ぜひ、朝500回の腕振りをお勧めするものでございます。わたし、この腕振り体操をしだして、いかに己が寒がりであったかを実感しております。
やれば、1日目から効果を実感するかと存じます。500回ですと、慣れると15分でできます。
別段、息切れもしないし、高等技術や器具が要るわけでもなく、お金がかかるわけでもないので、ぜひやってみて、効果があるときは続けてみてください。
さて、来週は夜寝る前の500回の実験をして見たいと思います。

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