独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

気合を入れずに

わたしたちの多くは、習慣によって動いているものでございます。
やりやすいことは、大半は習慣なのでございます。
たとえば、会社に行くのも大半は習慣でございます。
会社にいく同じ距離、同じ時間でも、通勤以外の移動となるとなかなか、めんどくさいものでございます。
通勤が習慣化しているからこそ、そのめんどくさに耐えているのでございます。
あんなにめんどくさかった家事・料理も、いまとなればなんとやら、という御婦人も多いのではないでしょうか。
逆に、やりにくいこととは、習慣となっていないのでございます。
なんかこう、途中でやめてしまったりするのは、習慣まで至ってないのでございます。
たとえば腹筋とか、夜のウォーキングとか、9時以降の御菓子禁止、11時以降の飲酒禁止とか、順調にやっていたり守っているのに、途中でパタリとやめてしまうことがございます。
たゆまずにやっていくにはどうすればいいか、簡単にいえば習慣化すればよいのでございます。
しかしなかなか、新しい習慣を生活に取り入れるのは難しいものでございます。
たとえば、毎日1時間以上は学習に当てている人でも、その時間帯を変更するとなると、結構な時間を食うものでございます。
やろうと思って次の日はできても、あさってになればできなかったり、毎日できたとしても、1週間後、1ヵ月後にパタリと止まってしまうものなのでございます。
何かを習慣化したいのであれば、気合を入れないことでございます。
がんばらずにやっていかないといけないのでございます。
がんばらずにやれるところから、時間をかけて生活に組み込んでいかないといけないのでございます。
やるぞ!!!と毎日気合を入れるのは、短期間なら効果がありましょうが、長期になると効かなくなるものでございます。
習慣化とは、長期戦でございます。
1日やそこらの勝負ではないのでございます。
ですから、やらなかったり失敗しても、深くクヨクヨせず、気を新たに少しづつ再開すればよいのでございます。

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眼前の谷

こうも連休が続いてしまうと、だらけてしまうのも致し方のない事でございます。
昼は行楽、夜のお疲れ、深夜のお酒・お菓子と、どうもお勉強から遠のいてしまうものでございます。
休みなんてなかった・・・という人は、悲運ではありますが、まあ緊張感を維持できたのでよかったと思って頂けれたらと存じます。
連休中に何か少しにでも、手をつけておれば、これまたよいのでございます。
しかし問題は、完全に休んでしまった人でございます。身も心も緊張の糸がほぐれ、まるで軟体動物になった方でございます。
再度、普段のペースに戻るのは大変なこととお気づきくださればと存じます。
緊張感というのはいったん途切れると、元に戻すのは大変なのでございます。
普段では何も思わないお勉強の量でも、ひどく多く感じたり重荷になったりするのでございます。
山場が、すぐそこにあるのでございます。
罠となる谷は、目の前すぐなのでございます。
谷が待ち構えているのに、ノンキに歩いてくるピクニック観光客のように、危険な状態なのでございます。
いつもの普通の状態でないことにご理解いただければと存じます。
普段の調子に戻すのはふたつのやり方がございます。
通常の3倍のお勉強をして、連休で遅れた分を取り戻すやり方でございます。
もうひとつは、ゆっくり時間をかけて本調子まで戻る方法でございます。
一長一短であります。
3倍のほうは、やり過ぎて燃え尽きるか、燃えることができず不完全燃焼で終わってしまうことがございます。
ゆっくりのほうだと、途中でだらけてしまい、再び緊張を取り戻す前にお勉強が中途半端になってしまうことがございます。一種の中折れとでも申しましょうか。
連休後には、普段の自分に戻れればそれでよし、くらいが心丈夫でございます。
しゃっきり活をいれていかねばと、二日酔いのアタマに物想うわたくしでございます。

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しない上手

お勉強というものは、やろうと思えばいくらでも、無限にできるのでございます。
それらに付き合えば、カラダと時間がいくつあっても持たないものでございます。
勘違いしてはならないのは、好調時の自分を基準にしないことでございます。
ときにバリバリ乗りにのって、テキストが読めたり問題が解けたりするものでございます。
しかしそれは、一時の好調時でありまして、いわばバーゲンセール期間なのでございます。バーゲン価格を通常の値段と考える人はいないことかと存じます。
この前に可能であった量と質が、いまでも必ずできるわけではないのでございます。
不調時になれば、好調の半分も進まないものでございます。
ときには全くやる気の出ないこともありましょう。テキストや問題集を見てウンザリすることもありましょう。
そういうときは、やらないで済むことを探すのでございます。
「出ない、やらなくていい」「読まなくてよい」「出たためしなし」「これは電車のなかで見直す。いまやらなくてよい」「あとでいい」などなど、ざっくばらんにやらなくてよいことを決めていくのでございます。
まじめな人ほど、あれもこれもと自分に課して、身動きが取れなくなっているのでございます。
まさに自縄自縛でございます。
逆にいえば、まじめな人とは欲張りとも申せましょう。
アレもコレもと己の力量を超えて求めても、元の木阿弥なのはいうまでもありません。
多々ご経験があるのではないでしょうか、、アレもコレも追い求めたが手元にはなんも残っていなかったことを。
行動のやりにくさは、多すぎることに原因の主がございます。
アレもコレもと思えば、イヤになってどうしてもブレーキをかけてしまいます。
これだけでいいわ、とポイントを絞ることでございます。
欲をかかないことでございます。
腹八分と申しますように、アタマも八分でございます。
お勉強の前に、コレとコレとコレだけと決めてから、取り掛かることをお勧めするものでございます。
できるだけやらないことでございます。
やらないことがはっきりすれば、多少のやる気も生まれるものでございます。

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