独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

階段とエスカレーター

ゆっくりやったら、今度はスピードでございます。
スピード感を意識して進めたら、こんどはゆっくりじっくり取り組んでいきます。
お勉強は、しっかりコツコツも大事でございます。しかし、やはりスピードも必要なのでございます。
バランスなのでございます。
お勉強も百貨店が如きでございます。
階段で一段一段、コツコツ登ることも必要です。
各売り場を丹念に見ていかないと、掘り出し物を見落とす危惧がございます。
いるものだけを買って足早に帰ると、いろいろなものを見る楽しみも失ってしまうことでしょう。
とはいえ、エスカレーターを使って一気に上がってしまうのもアリなのはいうまでもありません。
ずーとコツコツを続けると、1問1問はしっかり点数できるでしょう。
反面、受験時間内で問題とをくスピード、スタミナがつきません。
また、スーと駆け上がりばかりを考えていると、問題は最後まで解けましょう。
しかし、答えはボロや穴が多く、正解率は見るも無残なことでしょう。
お勉強には、コツコツの正解率の高さ、スーのスピードの両者が求められているのでございます。
スピードをもって一気に仕上げ、ガーとやり終えたほうがいいときもございます。
一歩一歩確実に、省エネ方式で進むのがよいときもございます。
要は、バランスなのでございます。
アクセルばかり、ブレーキばかりでは車が進まないのと同様の理でございます。
一気にグッと迫らないといけないけれども、逆に毎日の電話やメールは欠かさないのと同じ理でございます。
最も忌避すべきは、同じテンポでダラダラのお勉強でございます。
メリハリとバランスでございます。
わからないところは集中して、率先して、何度も徹底に、意中の人を射落とすが如く!!!
逆に、できたところ・わかったところは、コーヒーを飲みながら、ざっと済ませるのでございます。
意中の人以外への顔つき、その夜叉面を向けるが如くのバランス感覚でございます。

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勝手にへこたれないで

お勉強を進める中で大切なのは、へこたれないことでございます。
独学には、いくつかの壁がございますが、最大の壁は、「わかならい」壁でございます。
いったん、わからない罠に入り込んでしまうと、易々とは抜け出せないものでございます。
しかし、憶えておいて欲しいことは、「必ず、わからないは解決される」ことでございます。
まず、本試験の日までを計算してみましょう。
あと何日、残っているのでしょうか。
計算してみれば、それだけ余裕があるのでございます。
それだけ日数があれば、大概、問題は解決するものでございます。
多くのわからない問題は、毎日欠かさずお勉強を進めていくうちに、パッと解決法が浮かんだり、自分の見落としやミスに気づいて解決に至るものなのでございます。
独学では、勝手にへこたれないのが大切なのでございます。
やってさえいれば、いつかわかるさと、ノンキに構えることが肝心でございます。
というのも、「わからない」は、一生懸命がんばってもみても解決せず、ひょんなことから解消するからでございます。
ですから、何度考えてもわからないことには、「ヤレヤレ」といって、少し寝ることをお勧めいたします。
テキストや問題集から離れて、少し時間を置けば解決するかもしれません。
本を読んでみることでございます。
書店をぶらついて、実務関連本に目を通すと、試験とは違う角度の視点を持つことができるでしょう。
親しい人に話してみることでございます。
問題のポイントを全く無知の人に話すのも、お勉強でございます。
御内儀か御亭主、お子様に話を聞いてもらい、相手が何なのかわかっていないときは、あなたの説明が悪いのでございます。
BBSで聞いてみることでございます。
読んでもらうに足る文章を書くというのも、お勉強でございます。
夜明け前が一番暗いと申します。
理解前が1番わからないのでございます。
「うーむ」という思考の煮詰まりが、飛躍のもとなのでございます。

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あーしてこーして

やはり、こだわるというのは、良し悪しなのでございます。
こだわり、とは時と場所に応じるのが一番かと存じます。
試験勉強においては、やはり「正解」にこだわらねばいけません。
正解を導く方法を、いわば、毎日修めているからでございます。
とはいえ、じゃあ、正解だけを追い求めていけばよいのかといいますと、そうでもないのでございます。
正解という結果だけ重視して、正解までの課程はどんなものであってもよい、というわけにはいかないのでございます。
まず、「正解」そのものができないことがございます。
問題の難易度と実力差が大きく離れていれば、いくら努力しても追いつきません。
また、あてずっぽで答えるのは、問題演習として全くナンセンス。
靴箱の整理をするほうがまだ、時間の有効利用でございます。
結局のところ、試験勉強中というのは、あまり正解にこだわる必要はないのでございます。
こだわるよりかは、いかにして正解への解答プロセスを見つけるかが大切になってくるのでございます。
最終的に、正解にこだわらないといけないのは数少ないのでございます。
たとえば、模試を受けているとき、本試験1ヶ月前の直前期、そして実際の本試験のときくらいでございましょう。
それ以外のときには、正解を目指しつつも、いかにして正解に向かうか、正解に必要な知識に不足はないか、より安定して正解するためにできることはないか、などを考えていけばよいのでございます。
そもそも、学習初期段階の実力では、適当にあてずっぽの解答で正解し、まじめに真剣に考えて間違えてしまうなんてことはザラなのでございます。
問題演習の結果である、正解だけを追及すると、知識がなければ気にせねばなりませんし、基本問題が解けないと気にしてしまいます。成績にばらつきあっても、気になります。
正解へのこだわりが、実質的なお勉強の邪魔になっていることがございます。
お勉強とは、わからないことに、いろいろ試していって理解することでございます。
正解は正解で大切でございます。
が、あーしてこーしての試行錯誤こそが、本当のお勉強の姿かと存じます。

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