毎日コツコツが、お勉強のコツでございます。
やはり、安定して実力を伸ばせるのは、コツコツしかございません。
もちろん、短期で効率よく勉強することもできますが、安定度・確実性に欠けるものでございます。
コツコツは、お勉強の王道でございますが、どうしても飽きてくるものでございます。
また、独学では繰り返しがお勉強のベースにございますから、ルーティン化してしまいます。
そのため一層、飽きに拍手がかかるのでございます。
飽きてくると、最初の段階では気合で何とかなります。
「気合!気合!気合!気合だ〜!」と動物のように活を入れれば、なんとかお勉強を再開できるものでございます。
しかし、第2段階の飽きになりますと、気合では対処できなくなります。精神力の出番でございます。
努力の真の意味や心の強さへの意向を深めていくことで、飽きを和らげます。
さて、最終段階の3段階目になりますと、精神力では敵いません。自己分析の世界に入ってしまいます。
「わたしの人生の目的と目標はこうである。これこれするためには、これが必要である。だから、こうしていこう!」という風に、功利的に自分を鼓舞していくものでございます。
しかし、崇高な目的はどこへやら、それでも飽きるのがわたくしたちでございます。
飽きれ果てるのでございます。
お勉強をしていくと、どうしてもこういう状態になるものでございます。
わたくしがススメにて、ストレッチの効用やお菓子パワーの威力、整理整頓掃除の効果を述べたり、散歩の効能から暖や涼しさの取り方、お勉強の小道具までお話いたしますのは、まさに、飽き対策なのでございます。
最近では、腕振り体操にいたく執着しているわたくしでありますが、これも、健康効果というよりかは、毎日に飽きないようにやっているものでございます。
商いは飽きないといいますように、飽きこそすべての大敵なのでございます。いわば、飽きない様に、飽きさせないようにするのが、生きるうえでの上質のコツといえるのでございます。
商売然りビジネス然り、お付き合い然り、夫婦関係家族関係然りでございます。
お勉強も、飽きこそ注意しなければならないのでございます。
わからないとか憶えないという問題は、実は、カンタンなのでございます。やればできます。
飽きこそ、お勉強の真の敵であることをご理解頂ければと存じます。飽きるからやれない、やれないからできないのでございます。
わたくしは、意識が変わるなら何でもするようにと、ご助言したく存じます。
一見馬鹿らしいと思っても、意識が変わるなら、さわりだけでもやって見るべきなのでございます。
やるかやらないかの基準を、「意識変化」に置くのがよいのでございます。そして、少しでも意識が変わるなら、やってみるが良かろうと思います。
しょう油をかけるのをウスターソースにしてみるという、変化でも結構でございます。(冷奴は意外にソースとあいます。)
意識が変わりそうなことの蓄積が、人生をうまく過ごす秘訣ではないかと思う次第でございます。
意識の変化は、お勉強の飽き対策だけではないのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年1月30日 5:25 AM |
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自分の全力を賭ける、というのはよいことでございます。
全力を尽くすからこそ、自分の力量の上限が上がっていくものでございます。
筋肉トレーニングも、負荷をかけないと筋肉はついてきません。
全力を尽くす、一期一会の精神、いま一時の心、というのは、生きる上では大切な方針なのでございます。隣で寝ている人に尽くしているかと自問してほしく存じます。
さて、とはいえ、毎日の勉強は100%でなくてもよいのでございます。
100%の力を発揮するときは、本試験の日、ただ1日でございます。
まあ、本試験以外には模試の日くらいでありましょう。
その他の残った日は、てきとーくらいでお勉強を進めればよいのでございます。
毎日100%やれば、早晩燃え尽きることでしょう。毎日アクセル全開100km/hで数百キロ走れば、どんな新車でもポンコツになることでしょう。
日々のお勉強では、てきとー感が大切なのでございます。
資格試験とは、実務試験の一種でございます。
ですから、本試験では、実際の処理能力も試されております。
どのように問題を処理していくかを試すことで、実際の実務能力も計っているのです。
一般的に実務遂行能力で大事なことは、できるところとできないところを見抜くことです。
できないものを延々と抱えていることほど、無駄なことはありません。
同僚に聞くか、できる上司に聞いてみるか、それか関係各所に尋ねていくべきでございます。
できないものは、できないなりに対処しなければいけないのでございます。
メリハリこそが、効率よく作業を進めていくポイントでございます。
本試験では、出題実績のある箇所はシッカリと仕上げ、出るかどうか曖昧なところは手当て程度で済まし、出題実績のないところは無視するといったやり方を取らないと、効率よく点数を取ることができません。
実はこうした試験の出題様式こそ、できるかできないかを判断できる目の有無をチェックしているのでございます。
試験でさえそうなのですから、実際の学習においても毎日を完全に仕上げようとするよりかは、「てきとー」くらいの心持ちで臨んでもよいのでございます。
お勉強にも、実務の視点でございます。
実務的な考えを身につけるためにも、てきとーをお勧めする次第でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年1月29日 5:31 PM |
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禅の言葉に「随所に主となれ」という言葉があります。
テキストや問題集が勉強するのではありません。
ほかでもない「わたし」が勉強するのですから、勉強内容に気圧され受身になっていてはいけないというわけでございます。
受身になっていると、問題演習から十分に果実を引き出せられないものなのでございます。
問題演習とは、いわば、本試験という相手を知る作業でございます。
お勉強で解く問題とは、本試験に出た問題、本試験に出そうな問題、本試験で問われてもおかしくない問題ばかりでございます。
本試験とまったくかかわりのないことで問題を作る業者は、そういないかと存じます。いたとしたらかなりの悪質な業者か、器用な業者でありましょう。
わたしたちが解いている問題のどこかしこで、本試験・過去問と繋がっているものなのでございます。
問題演習は、孫子でいう「敵を知り」の理で行うものなのでございます。
もちろん、演習によって知識や考え方を身につけるという面もございます。とはいえ、1番大きいのは、やはり出題の有様を知ることであります。
こういうことが、こういう風に問われるのね、と本試験を把握するのが、問題演習の本質なのでございます。
しかし、受身の姿勢であると、この「知る」がうまく行かないのでございます。
目に見えるところだけで満足してしまい、もう一歩踏み込めないのでございます。
正味な話、「敵」たる本試験の内容を知ると、勉強がどんどん楽になっていきます。
このぐらいのレベルが標準なのね、という基準が出来上がれば、それだけでぐっと不安は小さくなるのでございます。
(本試験なんて)こんなもんかあという開き直りほど、心強いものはありません。こうした境地に到達すると、楽しみながら本試験が受けられるものでございます。
試験のひっかけや問題の出し方、問題の構成までも味わいながら、解答を進めることになるのでございます。
しかし、受身を取り続けると、この楽さ加減を享受できないのでございます。
また、本試験の特有のプレッシャーやひっかけに足を取られ、自分の実力を引き出せられないまま、敗退してしまうのでございます。
本試験というのは、結局のところ、自分がどうするかに話が収斂されていきます。
ですから、有象無象の情勢に心動かされることない練習が必要なのでございます。
仕事が溜まっていたり、流しに大量の洗い物が残っていても、それを克己してお勉強に臨むことで、本試験で動じない心を練っているのでございます。
そう思えば、多少のサボりも良心の咎めが軽くなるかと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年1月28日 1:44 PM |
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