独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

手首足首首筋を

去る21日の大寒も過ぎました。新年も1ヶ月が終わろうとしております。1月もあと少し、はや2月でございます。
さて、旧暦では、現在の1月がかつての「12月」となっております。
旧暦計算は簡単です。現在の月からマイナス1ヶ月するだけでございます。
ですから、今の2月がかつての「1月」になるわけでございます。
2月の寒さが1番きびしいというのは、実は今の2月こそが、「1月」だったからでございます。
もう春は間近の2月というのに、なんという寒さだという感を持つのは、実質的に2月が1月であることを考えれば、納得もできるものでございます。
このように今の暦と旧暦とは、少しズレがあるのでございます。
当然といえば当然なのですが、寒くなると動くのが億劫になります。また、体の免疫機能や恒常機能も落ちております。
春夏に較べれば、体温確保に余計なエネルギーを割いているからでございます。
寒い時期に風邪を引くと、えらい目にあったり治りが遅いのも、これが理由かと存じます。
本当は寒くなるのになんだか春は間近かもと油断する、2月こそ寒さ対策を一層しなければなりません。
寒さ対策は、3つの「首」に着目すると、寒さを大きく防止できるものでございます。
まず、手首でございます。100円ショップで売っているサポーターをつけるだけで、体温が逃げません。絶大にその効果を体感できるかと存じます。
次は、足首でございます。ズボンを多着する人は、通勤通学の折に、これまたサポーターをつけてみてください。いかにズボンの生地と肌との隙間が体温を逃がしていたかわかるかと思います。
足元が冷えて仕方がない人は、足首を暖めてください。
さて、最後の首は、アタマを支えている首のことでございます。
わたくしは、実はマフラーを室内でも着用するものでございます。
首筋をスースーさせるだけで、寒さは倍になるのもでございます。もちろん、喉にも良くありません。
外出の折でとても寒いときには、首あたりにカイロを入れておくだけで、南国気分が味わえるものでございます。もちろん、マフラーでカムフラージュしたり、マフラーに貼り付けるなどして、暖をとります。
この首3セットを暖めるようにすれば、北国にお住みの方以外は、寒さに屈しなくなるかと存じます。
1番寒くなる2月、旧暦で言う1月がやってまいります。
お勉強はじっとする分、油断をすると底冷えに冷えてしまいます。
ぜひとも、暖には一層の注意をお払いくださるよう申し上げる次第でございます。

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ノルマはときどき吹き飛ばす

お勉強の典型は、1日あたりのノルマや週ごとのノルマを決めて取り組むものでございます。
1日あたりコレコレの分量のテキストを読もう、1日あたり10問は問題を解こうといった感じでございます。
ノルマを考えるときは、ふたつのポイントをアタマの片隅に入れて頂ければと存じます。
ひとつ目のポイントは、内容を見ず形式を重視することでございます。
ふたつ目のポイントは、形式を捨て内容を重視することでございます。
矛盾していますが、両方とも必要な考えなのでございます。
というのも、ノルマ方式というのは、絶対的な基準たり得ないからでございます。実情にそぐわなくなれば、ノルマ方式はいとも簡単に破綻するものでございます。
ノルマの形式を重視するのは、たとえば、憶えるだけ、知るだけでよい試験科目の場合でございます。
資格試験は一種の実務試験でもありますので、憶えるしかない問題は多々ございます。
実務上の手順や決まりごとというのは、ぶちゃけ考えようがございません。ですから、対策とすれば憶えるのみというわけでございます。
たとえば、クラッチを踏んでからアクセルを踏む、という手順があったとして、こういうのは憶える以外になにもできません。
これを考えることができるのは、エンジニアの人だけでしょう。ですから、一般人なら考えるよりも憶えるだけなのでございます。
やるしかない場合には、ノルマ方式が最大に効を発揮します。
しかし、お勉強のタイプが変わり、中身重視になったときにはノルマ方式は齟齬をきたします。
内容が問われるようになれば、表面だけを憶えるだけでなく、たとえば、立法趣旨や制度成立の背景、細かい条件や要件、学説から新理論・新傾向、やってはいけない業界の常識等々までをじっくり押さえないと、点数に繋がるお勉強にはならないのでございます。
それなのに、ノルマノルマでおざなりに、浅い勉強のまま進んでも、結局は点数ならずで努力は水泡に帰すのでございます。
お勉強というのは、仕事の組織のように分担のしようがありません。定型業務なら定型でずーと進めていけばよいでしょう。
しかし、企画やら立案の部署になれば、創造性を発揮しなければいけません。定型などもってのほかになるのでございます。
お勉強というのは、当たり前ですが、自分ひとりで執り行うものでございます。
ですから、ノルマ定型の一本調子で進めても、効なき場面に遭遇するのでございます。
そういうときは、ノルマなんて無視じゃと割り切って姿勢を正し、じっくりしっかり深く細かく、取り組まないといけないのでございます。
サボっていないのに、努力しているのに、ノルマ方式がうまく行かないのは、変化があったときでございます。
目の前のテキスト内容、問題の質に応じたお勉強にするようご提案する次第でございます。

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足すこと・引くこと

日々のお勉強のコツを申します。
まず、お勉強前にやるべきことを決めてしまうのでございます。
ここが肝心要なのでございます。
今日はコレコレをやる。今日はここまで済ます。
このように自分のやるべき範囲を決めてしまうのであります。
ここで中途半端は厳禁でございます。
いくら、適当を旨とする独学とはいえ、ここは、手を抜いてはならないのでございます。
なぜなら、あとあとでめんどくさい目に遭遇するからでございます。
悪い加減に決めてしまうと、アレもコレもと勉強の間にやるべきことを見つけたり、気づいたりするのでございます。
やることが加算・プラスされるのは、あまり気分のよいものではありません。
バカ上司というのは、得てして追加仕事を頼む者でございます。
「これやっといてくれる?」→「OKですよ」
「ごめん、これもあった」→「OKです」
「あ、これも追加で」→「OK。。。」
とまあ、このように気分が害されてしまうのであります。
急ぎの用であったり、突然のアクシデントや、やむをえない事情でのスケジュールの変更なら許せるものでございます。
大きな人たる大人でございますから。
しかし、心中では己の仕事くらい把握しておけとの疑念が拭えないのでございます。
上、下を知るに3年。下、上を知るに3日と申します。
自分の仕事が管理できないのに他人の管理をや、でございます。
このように、課されるのは「プラス」がイヤなのでございます。良くないのでございます。
課されるのは、「マイナス」でなければならないのでございます。
することややるべき範囲が決まっていると、ひとつ済ませば、負荷は減っていくものでございます。
予定分のテキストを読めば、やる一覧リストを二重線で消していく。
日課分の問題を解き終えれば、リストを塗りつぶす。
このように、マイナスをしていけば、肩の荷が下りて楽になっていくのでございます。
この足し算と引き算の理は、日々のお勉強だけではなく、総復習や模試復習といった大きな復習にも適用すれば、大きな効果を発揮するものでございます。
プラス・マイナス、足し算と引き算の真理と心理にご留意をばと申し上げる次第でございます。

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