独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

1冊を徹底に

最終的には、数冊の問題集を解くことになります。
しかし、その数冊は徹底して繰り返されたものであることに、ご注意頂けれたらと存じます。
問題集は、基本的に数回は繰り返さないと実力がつきません。
よい問題集であれば、何度も、何度も、何度でも繰り返し解いたほうが、下手な問題集を解くより実力がつくものでございます。
学習の序盤であれば、とにかく、基本となる問題集を1冊だけ、しっかり仕上げてほしく思います。
そのほかの教材には一切、手を出しません。
先ほどいいましたように、問題集は繰り返せば繰り返すほど、血となり肉となり、実力となります。
問題集1冊を繰り返すメリットは、これだけではないのでございます。
それは、問題集を見る目を養えることでございます。
問題集を見る目は、独学において実に大切です。
ちまたで評判がいいからといって、今の自分の実力にかなったものである保証はないものでございます。
では、自分に適した問題集を探し出す目利きの目を、いかにして作り上げればよいでしょうか。
それは、問題集1冊を徹底して繰り返すことでございます。
やっぱり、目利きのベースとなるのは、自分のやったことしかないのでございます。
1冊でも問題集を徹底すると、「評判はいいかもしれないが、自分のかつての問題集とは重複しているものも多い、ならば、あまり見たことのない問題、意外な切り口の問題が載っている問題集にしよう」などというように、効果的な選択をできるようになるのでございます。
骨董の話になりますが、物を見る目を養うにはどうしたらいいかといいますと、ふたつあるそうでございます。
たくさんみる、それか、一品に絞ってみるというわけでございます。
問題集は、その性質の故に、一品に絞る方式が当てはまるのでございます。
「まずは、この1冊だ!」と机の上に問題集を置きましょう。アレコレ手を出さず、やるべき対象を明確にしましょう。
怖いのは、背伸びでございます。不安になって心が揺れ動くことでございます。
1冊さえやり抜けば、次の1冊を探す目が出来上がっています。
次の問題集は、よいものを選択できるでしょう。よい問題集で演習すれば実力は更にアップします。そうすると、またそれで見る目に磨きがかかる、といったよい循環にはいっていけるのでございます。

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しょうこりもなく

「何回もやっているのに、おぼえが悪いなあ、できないな、なんてアタマが悪いんだろう・・・」
こんなことは、お勉強では当たり前のことでありまして、少しもクヨクヨ、ウジウジする必要はないのでございます。
お勉強とは繰り返し、数の勝負でございます。
アタマの良し悪しも大切ではありますが、究極的には、勉強数・勉強時間さえ確保できれば、誰でも合格レベルの実力に到達できるものでございます。
数なのでございます。アタマがよくても、なかなかこの数はひっくり返せないものでございます。
テキストを10回読んだ人は、1回しか読まない人より成績は確かでございます。
問題集を10回繰り返した人は、1回しか演習していない人より失点はすくのうございます。
数に着目すれば、意外に「100」という格言があるものでございます。
百聞は一見にしかず、現場百遍、お百度参りなどなど、探せばたくさんあるかと存じます。
わたくしはこう考えるのでございます。
1回2回じゃ、自分の視点でしか見ていない。もっと他に考えようがある。そしてそれが正しい。しかし、今は見えない。
ずうっと何回も何度も、そう、百回までやってみます。そうすると、人間同じことをやると飽きます。飽きると何か他のことをしたくなります。
他のことを求めるが故に、同じことでも視点や考え方が変わり、理解把握、そして記憶に成功するのではないかと考えます。
多くのことは、百回やればできるのでございます。
運転免許をお持ちの方は、車庫入れを習ったときを思い出してほしく存じます。グダグダと、3番目のポールが視界に入ったらハンドルを左に切って。。。
そら、そんな風にいわれたら、そのときの学校内ではできるけど、ほかんとこでできんやんかと。
それに、あーだこーだいわれてやるよりも、どこぞ郊外の大型スーパーか家電店で、駐車の練習百回やればエエやンかと思うものでございます。
そっちの方が絶対できようなるわw
さて、お勉強において繰り返しは、記憶保持と実力向上というメリットがあります。
しかし、それ以上に、繰り返せば誰でもできるという真実があるのでございます。
誰でもとは、もちろんあなた様のことも含まれております。
しょうこりもないほど、続ければ、繰り返せばよいのでございます。

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精一杯

今日やれることを、やろうと思うのでございます。
明日することや、数か月先にすることは考えず、今、目の前のことに力を注ごうと思うのでございます。
独学ではやる気の管理が大切でございます。
やる気がなさ過ぎてもいけません。
また、反対にやる気が多すぎてもいけないのでございます。
全力を尽くす、という言葉がございます。
しかし、わたくしたちが全力を尽くすのは、本試験のという1日だけの話でございます。
本試験には、誰しも持てる力のすべてを注ぐことかと存じます。でも、全部の力を投入した結果、本試験の次の日には、テキストに触れることもないのでございます。
そう、全力を使うと、次の日は何もできなくなるのでございます。
同じような経験を、模試の受験のときにも味わうのではないでしょうか。
模擬試験に向けて大がかりの復習を行い、模試を受けますと、大概、模試日と次の日は、ぽうとしてしまうものでございます。
そう考えれば、わたしたちは全力を尽くすべき日など、受験期間でそうないことがわかるのでございます。
わたくしたちには、今日やれることをしっかりやる心構えが大切なのでございます。
今日やれることを精一杯やるのは、当たり前のようで難しいのでございます。
というのも、1日の歩みなど少ししかないからでございます。今日、精一杯勉強しても、まだまだテキストのページや、問題集の問題は後に控えております。
そのため、無力感に包まれたり、うんざりしたり、いたずらに焦燥感に包まれるのでございます。
しかし、今日できる最善とは、「きょうやれることを精一杯やる」ことでございます。
むやみに遠くをゴールを見ない、過大な量の勉強を課さない、手を抜かない、甘く見ない、軽んじない。
短期間だけがんばっても、元の木阿弥になるのがオチでございます。
足が地に付かないと申します。やはり確実な歩みを積み重ねないと、どんだけ内心でがんばろうが結果と成果はついてこないと痛感するものでございます。
何事も気負わずに、淡々と進めたいものでございます。

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