独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

3分間チェック

お勉強というのは、集中力が要されるものでございます。
しかしなかなか、毎度のこと、集中力を持ってお勉強に臨むことなどできないものでございます。
テキストに手をつけ、問題集を開いて取り掛かるも、今日あったことの諸々が次々とアタマに浮かんでくるのは日常茶飯事かと存じます。憎いアンチクショウめ。
これではいけないとかぶりを振って、目の前のことに集中しようと致しますが、気づいたらまた同じことを考えていたというのはよくあることでございます。
人間という生物の持つ習性とでもいえましょうか、とにかく思い出してしまうのですから仕方がないのでございます。
こうした目の前に集中できない状態では、やはりお勉強の効果も芳しくないものでございます。
ですから、「集中しなくちゃ!!」と発奮し、気合を入れ、ねじを巻きなおしてお勉強に臨もうとします。
しかし、個人的にいえば、集中しなくちゃといって集中できた試しなどなかったのでございます。ごくわずか、年に4回ほどでありましょうか。
わたくしはこれまでの経験の帰結として、3分間集中してできないときは、他のことで間をおくようにしています。
集中できない状態で無理やりやっても詮はないのでありますから、やらないほうがとくじゃん、というわけでございます。
では何で間を取りますかといいますと、ストレッチであります。腕振り体操であります。
以前は、ストレッチで気を紛らせていましたが、新たに腕振り体操が増えました。
こうした運動やストレッチは、いわば、お勉強という高度な頭脳作業に較べれば簡単な作業であります。
ですからまずは、お勉強より集中しやすい作業で、自分を集中できる状態にもって行くというわけでございます。
ストレッチであれば、いっぽんいっぽんの筋繊維まで意識する、これまで意識しなかった筋肉からも力を抜こうとするなどして、ストレッチに集中してみます。腕振り体操は振っておけばよいので楽でございます。
こうした気分転換を通じて集中力を高め、もって余力でお勉強に臨むのでございます。
何かに集中できれば、もうひとつは何かに集中できるものでございます。

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よく間違おう

はっきりいいまして、お勉強では間違えてもよいのでございます。
正解が重要となるのは、本試験のただ1日でございます。付け加えるなら、本試験に準じる模試くらいでありましょう。
本試験は1日、模試は2回受けるとして2日、計3日だけ正解にこだわればよいのでございます。
ただ、正解にこだわるには、ある程度の練習が必要ですので、直前期にも執着するようにしましょう。
このように考えれば、試験期間中、正解にこだわらないといけない時期は、それほどないのがご理解いただけるかと存じます。
個人的にいえば、どんどん間違えていけばよいのでございます。
間違えて、がっくりしたり気落ちする方が、もったいなく、すじを違えており、誤った情勢判断を犯しているのではないかと考える次第でございます。
「間違えなさい」といいたいくらいでございます。
まず、知識や知恵、考え方ミスからの間違いとは、対策と対応は最終的にはできてしまいます。
問題演習を繰り返し、間違った問題やあやふやな問題を何度も集中して解きなおせば、解決するのでございます。
テキストも同様に、間違った箇所やわからない箇所を何度も読み込めば、おおかた解決するものでございます。
ですから、お勉強中は間違えようが、いづれ解決するものじゃワイと思っていればよいのでございます。
そして、間違いをたくさん重ねることは、過ち・間違いに強くなるのもメリットなのでございます。
実のところ、試験で致命的なミスを生じさしめるのは、先述した知識や知恵の間違いではないのでございます。
感覚や感情のミスこそ、試験の合否を左右する間違いとなるのでございます。
というのも、これらのミスは、間違いから間違いをよぶ性質があるからでございます。
つまり、ひとつの失点が、次の失点を呼ぶのでございます。
こちらのほうが、ずっと怖いものでございます。
間違うことを何度も繰り返し、へこたれない経験を重ねることでございます。
ま、皆様の配偶者への指摘になるかもしれませんが、間違いに図太くなれ、間違いに鈍感になることでございます。
間違いの経験は、感情・感覚のミスへの備えとなります。
「こういう感情状態のときに、よく間違う」というデータをお集めくださればと存じます。
たとえば、イライラしている、焦っている、前問を間違えた、手が出なかった、などなどでございます。
「こういう感覚に包まれたときに、よく間違う」というデータをお集めくださればと存じます。
曰く、違和感、上滑り感、しっくりこない、後ろ髪引かれる、などなどでございます。
間違いこそ、失点の防止のカナメでございます。
お勉強中は、正解よりも間違ったものに、目を注いでくださればと存じます。
お勉強の誤りなど、ほんのわずかの一時の誤りでございます。

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リストバンド

お勉強には、手作業が欠かせないものでございます。
まず、重要だなと思った記述には線を引くかと思います。
実のところ、線を引くだけでもお勉強なのでございます。
テキストにびっしり線が引かれている人ほど、合格すると申します。
逆に、テキストがまっしろで新品同然の人ほど、試験は危ういと申します。
線が引かれ、マーカーで塗られ、エンピツでペンでコメント書きがされているテキストほど、合格に近いのでございます。
合格とは、こうした手作業の量と比例して近くなると考える次第でございます。
さて、こうした「手」の作業は結構なのでございますが、意外に難しいものであります。
たとえば、線を引くといっても、真っ直ぐすうっと線を引くのは難しいものでございます。
少し気を抜いていたり、余所見をしていたり他ごとをしていると、線はぐにゃりと曲がってしまうことでしょう。あたかも配偶者への気持ちの如く。
マーカーも、ペン以上に広い筆先でありながら、油断をしていると勢いよく、ぐにゅっと下の文章まで塗り猛ってしまうのでございます。
こうした失敗が続くと、だんだん、線やコメントを書くときに、力を入れるようになるのでございます。
筆圧が強くなるのでございます。
別段これは悪くはないのでございますが、長い間続けると身体に影響しだすのでございます。
まず、手首が張って、次第に肘にも伝播します。そして、肩が凝ってきます。最後に首が硬くなってきます。最悪のケースでは上記の症例に加え、腰まで悪くすると申します。
こうならないためには、100円ショップで売られているリストバンドを推奨するものでございます。
リストバンドをすると、「力」を入れることが難しくなるのでございます。
リストバンドを装着して力を入れると、締め付け感が強くなります。
そのため、過度のりきみがなくなるのでございます。
無駄な力が抜けるので、さきほどの述べたお勉強の手作業も、うまく行くようになるかと存じます。
手作業時の無駄な力を排すことができれば、身体への負担も軽くすることができます。
リストバンドはお勉強に限らず、手作業の多い人、特にパソコンのマウスやキーボードで、1日数百数千も細かい手先作業を行う人に、取り入れてほしい道具でございます。

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